2016年から深田恭子さんをはじめとする3姉妹のCMが流れるようになり、近年「UQ」という名前を耳にすることが増えました。そのUQが提供するインターネット回線、WiMAXはいったいどのようなものなのでしょうか?
WiMAXとは?ということから、光回線との違いやそれぞれのメリット・デメリット、どういった方におすすめなのかということを徹底的に解説していきます。
WiMAXや光回線を契約する手順に関しても、一から詳しく解説しますので初めてインターネットを契約する方にも、乗り換えを検討している方にも役立つ内容になっています。
WiMAXと光回線は何が違うの?
インターネットを契約を検討する際に、しばしば登場するWiMAXと光回線は実際のところ何が違うのでしょう。
WiMAXも光回線も「〇〇WiMAX」や「△△光」というようにサービスの名称として利用されていますが、元々はそれぞれインターネット回線の規格であることをご存知でしょうか?
まずは、その規格についてと提供の仕組みの違いを確認してみましょう。
◼️規格の違い
それぞれの規格を簡単に説明すると…
光回線は光ファイバーというケーブルを電柱などを使って張り巡らせ、そのケーブルの中を光信号に変換された情報が通ることで、お互いに情報をやり取りすることができる通信規格です。
それに対してWiMAXは、ケーブルのかわりに大小様々なアンテナを設置して、マイクロ波に変換された情報がそのアンテナの間を通ることでお互いに情報をやり取りすることができる通信規格です。
違いは一目瞭然で、実際のケーブルを通ってインターネットをするか?ケーブルを通らず電波を使ってインターネットをするか?ということです。
それぞれに特徴があり、メリットやデメリットにつながりますが、それは後ほど詳しく説明します。
◼️提供の仕組み
規格の違いの他にも、WiMAXと光回線では私たちに提供されるまでの仕組みにも違いがあります。
光回線はNTT以外にも、auや電力会社などが独自の光ファイバーケーブルを敷設してサービスを行なっていますが、WiMAXの場合、WiMAX回線を保有しているのはUQ Communicationsのみです。
このUQの回線を借りて様々な会社が自社WiMAXサービスとして提供しているのです。これをMVNO(仮想移動体通信事業者)といいます。
対する光回線も2015年からNTTが光回線を貸し出しをはじめ、同じように様々な会社が光回線事業者としてサービスの提供が始まりました。これが光コラボレーション、いわゆる光コラボです。
よって書く回線の提供の仕組みはこのようになります。
光回線のサービスは以下の3タイプ
・フレッツ光+プロバイダ
・その他自社回線プロバイダセット
・光コラボプロバイダセット
WiMAXのサービスは以下の2タイプ
・UQ Communicationsのサービス
・各MVNOのサービス
ネットの種類は大きく分けて2つ
インターネットを利用する方法といえば各種光回線やWiMAX、ケーブルTVやADSLとさまざまな回線がありますが、その種類は大きく2つに分けられます。
・利用場所に引き込んだケーブルを使用してインターネットを利用する「固定回線」
・各所に設置した電波塔(基地局)の電波を利用してインターネットを利用する「モバイル回線」
この2種類です。
固定回線は光回線やADSL、ケーブルテレビが提供する回線などがこれにあたります。
モバイル回線を利用しているのは、WiMAXや各携帯キャリアのモバイルルーターです。スマートフォンのインターネットもモバイル回線にあたります。
その中でも定番といえる代表的な回線が次の2つになります。
モバイルならWiMAX・固定なら光回線
2016年からWiMAXも据え置き型のルーターの取り扱いを行なっていて、固定回線としての売り出しを行なっていますが、実際には有線ではないので固定回線とはいえません。
2018年のシェアでは、光回線が固定回線のNo.1、 WiMAXがモバイル回線のシェアNo.1となっています。
また、サービス的にも現状では固定回線は光回線、WiMAXはモバイル回線という切り分け方が妥当と言えます。
その切り分け方の根拠となる、それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。
WiMAXと光回線のメリット・デメリット
電波を利用したWiMAX、有線である光ファイバーを利用した光回線、まずはそのメリットとデメリットを確認してみましょう。
WiMAX
WiMAXのメリットとデメリットをまとめると以下の通りになります。
メリット
・工事不要
→WiMAXの場合は光回線とは違い、電波を利用してインターネット行うためケーブルがありません。
そのため、利用にあたり自宅に穴を開けたりといった工事の必要がありません。また、工事が必要ないのでもちろん工事費も発生しません。
・持ち運びができる
→WiMAXは基本的にもバイルルーターを利用してインターネット接続を行うため、スマートフォンと同じように電波が届くエリア内であれば、自宅以外でもパソコンやタブレットなどでインターネットが利用できます。
・利用開始が早い
→WiMAXは上記にある通り、工事不要です。開通方法も携帯電話と似ていて、登録から開通までにかかる時間は40分程度と短いのが特徴です。
そのため、インターネットからの申し込みでも1日〜3日程度で利用開始ができます。家電量販店などの店舗申し込みの場合は、最短1時間程度で受け取りが可能です。
・配線がない
→光回線の場合は、ONUや無線ルーターが必要となります、それぞれを接続するためのケーブルや電源コードなどが必要となりますが、WiMAXの場合はケーブルがありません。あるのは充電をする際につなぐ充電器のみでスッキリとした利用環境で使用が可能です。
デメリット
・速度制限がある
→WiMAXは月間の通信量に上限はありませんが、混雑回避のための速度制限があります。前日までの直近3日間で通信量の合計が10GB以上となった場合、翌日18時頃から翌々日2時頃にかけて通信速度が概ね1Mbpsになる制限があります。
・通信が電波状況に左右される
→有線ではなく電波を使った通信方式のため、携帯電話でお馴染みの電波マークで電波の強弱が端末に表示されます。その電波の強弱によって接続の安定性が左右されることになり、自宅での電波強度が低い場合は回線の安定性が低くなる可能性があります。
・建物環境や通信環境によって安定性や速度が変わる
→WiMAXが使用している電波は大容量なデータを高速で通信できることが特徴ですがその反面、鉄筋が網目のようになっている建物などを通過するのが苦手です。そのため、ビルや高層マンションなどで利用する場合やそういった建物が隣接する場所では、通信の安定性や速度が低下する可能性があります。
・携帯電話とのセット割引が1台しか受けられない
WiMAXはauスマートフォンとのセット割引が受けられますが、受けられるのはauスマートバリューmineというセット割引で、対象スマートフォン1台の料金が500円~1,000円割引となります。auひかりで受けられるauスマートバリューの割引との違いは対象が1台のみというところです。
光回線
光回線のメリットとデメリットをまとめると以下の通りになります。
メリット
・下りの最大速度が速い
→一般的な光回線では最大1Gbpsと情報を受け取るダウンロードの速度が速いのが特徴です。WiMAXも1Gbpsまではいかないまでも758Mbpsと高速です。しかし、対応は東京周辺の一部となっていて全国エリアでは最大440Mbpsとなっています。
そのため全国規模で比較すると光回線の最大速度は1Gbpsと2倍以上の速度という事になります。
※一部エリアで提供されている光回線の中には2Gbpsや10Gbpsの光回線もあります。
・上りの速度がWiMAXよりも特に速い
→光回線の場合はデータを送信する場合や動画を投稿したり、オンラインゲームをする際に必要となるアップロードの速度が早いのも特徴です。
動画投稿やオンラインゲームをしない方でも意外とアップロードを行っている場合があり、スマートフォンのバックアップなどもアップロードにあたります。
・速度制限がない
→光回線は制限に当たるものが基本的にありません。月間通信量の上限もなく、速度制限もないため使い放題といって問題ない回線です。
・家族の携帯電話も割引が受けられる
→光回線場合は契約者本人だけではなく家族の携帯電話料金もセット割引の対象となります。
ドコモ光の場合対象は1台ですが、家族で大容量のデータ量を分け合えるシェアパックからの割引も受けられます。
デメリット
・導入工事が必要
→光回線の場合は基本的に利用するための導入工事が必要となります。場合によっては派遣工事が必要ない場合もありますが、申し込みを行う建物の環境によって左右されるため基本的には工事が必要となります。
また、工事が必要ということはそのための費用が発生するということになり、利用するにあたって初期費用が発生することになります。ただし、申し込む回線によっては工事費実質無料のキャンペーンを実施している場合もあります。
・解約時の負担金が高い場合がある
→光回線の場合は工事が必要となるため、その料金が分割になっているケースがほとんどです。実質無料となっている場合も解約時には残債の負担が必要となるため、2年契約などをしている場合の違約金に加えて、工事費の残債を一括で負担することとなります。
・開通まで時間がかかる
→こちらも工事が大きな理由ですが、光回線は開通までに時間がかかります。開通までの期間は最短2週間程度から、長いケースでは2ヶ月程度といった場合もあります。
工事が完了するまでには、工事の日程を決めるまでに時間がかかったり、場合によっては現地調査がある場合もあるので余裕のある申し込みがおすすめです。
・自宅内の配線が多い
WiMAXの場合とは対照的に、自宅内の配線が複数必要となる場合があります。
光回線ではインターネットの接続を行うONU、Wi-Fiを利用するための無線ルーターなど機器が必要となりますが、それぞれをつなぐ配線や各機器の電源コードの配線が必要となります。
インテリアなどにこだわりがある方は、設置場所に注意が必要といてます。
WiMAXと光回線はどちらが良い?
WiMAXと光回線ではどちらの方が優れているのかということについては、甲乙つけがたいというのが現状です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、ユーザーの利用スタイルや使用環境によっておすすめできる回線が変わってきます。まずは比較のポイントを確認してみましょう。
WiMAXのポイント | 比較ポイント | 光回線のポイント |
受け取り当日から利用可能 | 提供開始 | 最短で申し込みから2週間後 |
工事不要 | 導入工事 | 引き込み工事が必要 |
工事不要で工事費の負担がない | 導入費用 | 基本的に工事費用は申込者負担
(実質無料の場合アリ) |
ダウンロード速度が最大440Mbps | 回線速度 | ダウンロード速度が最大1Gbps |
アップロード速度が最大75Mbps | アップロード速度も最大1Gbpsで早い | |
エリア内で移動して利用可能 | 利用場所 | 回線工事を行った場所のみ |
配線が必要なく簡単でスッキリ | 利用環境 | 配線や無線ルーターなどの設置が必要 |
直近3日間で10Gの速度制限あり
(翌日18時~2時まで) |
速度制限 | 速度制限がなく使い放題 |
このポイントをもとにそれぞれどういった人がおすすめなのかを確認してみましょう。
WiMAXがおすすめな人
・自宅以外でのインターネットが利用がしたい人
→パソコンをはじめとするWi-Fi機器を出先で利用する方法は、 WiMAXの他にも公衆無線LANやスマートフォンのデザリングがありますが、それでは不十分な方や自宅以外でも自由にインターネットを利用したい方におすすめです。
・工事をしたくない人
外壁に配線する工事をしたくない場合や以前トラブルになったなど、様々な理由で工事はしたくないという方には工事不要のWiMAXがおすすめです。
・工事ができない人
上記とは別に賃貸物件でオーナーから工事の許可ができない場合や、工事に関わる近隣の土地の所有者から許可がもらえない場合など、工事ができない場合もあります。その場合には光回線の開通ができないのでWiMAXがおすすめです。
また、持ち家であっても建物の構造上工事ができない場合も稀にあります。
・すぐに利用を開始したい人
WiMAXは最短で申し込み当日から利用が可能です。
遅くとも3日程度での利用が可能なため、すぐにインターネット環境が欲しいという方におすすめです。
・引越しが多い人
光回線の中にはインターネットの引越しの費用が無料というものも一部ありますが、ほとんどの場合は移転費用が発生します。そのため引越しが多い方は、インターネットの引越しが必要ないWiMAXがおすすめです。
・携帯電話の通信料が高い人
→携帯電話の利用頻度が高く、料金も高い方はWiMAXを持ち歩くことでスマートフォンの通信量が抑えられるためおすすめです。結果としてトータル料金が安くなる場合もあります。
光回線がおすすめな人
・オンラインゲームをする人
→オンラインゲームでは回線速度はもちろんのこと、信号の応答速度の速さも求められます。この応答速度はPingと呼ばれ、回線の速度と安定性の高さが大きく関係してきます。そのため自宅まで有線でつながっている光回線がおすすめです。
・高画質動画を見る人
→高画質の動画視聴の場合は回線速度、安定性、そして大容量の通信環境が必要となります。そのため回線速度と安定性の条件を満たしていて、さらに大容量の通信を継続して利用しても速度制限がかからない光回線がおすすめです。
・1日の通信量が多い人
高画質動画はあまり見ない方の場合は回線速度などのハードルは下がりますが、その他の利用でどれくらいの通信量を使用するかによっても速度制限の問題が関係してきます。目安としては1日3G以上使用する方は、WiMAXの速度制限がかかる可能性が高くなるため、光回線がおすすめです。
・動画投稿などアップロードが多い人
光回線では上りの速度が速いことが特徴です。光回線のメリットでもあったように、アップロードが多い人は光回線の方が上りの速度が速く快適に利用できるためおすすめです。
・利用する家族が多い人
上記の4つのおすすめポイントを確認するとわかるように、利用する人数が増えると1人あたりが使うデータ量×人数となるため、速度制限がない光回線がおすすめです。
WiMAXと光回線の契約手順を比較
WiMAXと光回線では利用までの流れや、契約の手順が大きく違います。
それぞれの手順を詳しく確認してみましょう。
WiMAXの契約までの流れ
WiMAXの申し込み窓口は、家電量販店などの店頭申し込みか、インターネット窓口での申し込みとなります。
いずれの場合も契約までの流れは以下の通りです。
プロバイダを選ぶ
WiMAXの場合はUQ Communicationsをはじめとするプロバイダが20社以上あるので、その中から選択することになります。
参考
https://www.uqwimax.jp/mvno_isp.html
UQ Communications公式ホームページ参照)
プロバイダ選びのポイント
WiMAXの場合はプロバイダによって速度に違いがでたり、通信品質が変わったりすることはありません。WiMAXにおいてのプロバイダはショッピングサイト程度の認識で問題はないといえます。
たとえば、炊飯器を買う場合Amazonで買っても楽天で買っても商品の性能には変わりはありません。ただし価格や届くまでのスピード、カスタマーの対応やオリジナル保証などに違いがあります。WiMAXも同じように、各プロバイダによって料金などに違いがあります。
プロバイダ選びの際は、主に下記の3つのポイントに注意しましょう。
・初期費用
・月額料金
・割引や特典
WiMAXのおすすめプロバイダ
上記のポイントをもとにWiMAXのおすすめでプロバイダをまとめると以下の通りになります。
・GMOとくとくBB
・So-net
・Broad WiMAX
・BIGLOBE
インターネット上でも人気のプロバイダですが、実際にどれくらいお得なのかを3年間のトータル料金で比較してみました。結果はこちらです。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | |
GMOとくとくBB | So‐net | BIGLOBE | BroadWiMAX | |
契約期間 | 3年契約プラン | |||
事務手数料 | 3,000円 | |||
キャンペーン | 42,000円CB | 月額料金割引 | 月額料金割引 | 月額料金割引 |
3年間
トータル費用 |
103,160円 | 119,710円 | 124,680円 | 130,891円 |
このように3年プランの料金比較ではGMOとくとくBBがだんとつでお得であることがわかります。
また、WiMAXは基本的にauスマートフォンが割引になるauスマートバリューmineが適応になりますが、対応していないプロバイダもあるので注意が必要です。
参考:auスマートバリューmine対応プロバイダ
https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/smartvalue-mine/lp/
au公式ホームページ参照)
契約はネット申込みがお得
WiMAXの申し込み窓口は店頭、インターネットの2種類ですが、おすすめはインターネットからの申し込みです。
理由としては、料金の割引やキャッシュバックの金額が家電量販店などよりも大きいことがあげられます。
また、店頭申し込みの場合では各窓口のWiMAXしか申し込みができません。
どういうことかというと、UQのショップではUQ CommunicationsのWiMAX、家電量販店では各家電量販店が運営するプロバイダのWiMAXのみ申し込みのみしかできません。
この点からも、たくさんのプロバイダを選択できるインターネット申し込みがおすすめです。
プランを選ぶ
WiMAXのプランは月間通信量が7Gまでの通常プランと、月間通信量の上限がないギガ放題の2種類です。
さらにこの中で、2年契約と3年契約を選択することができます。
わかりやすく表にまとめてみましたので確認してみましょう。
WiMAX基本プラン | ||||
通常プラン | ギガ放題 | |||
月間通信量 | LTE利用料 | 月間通信量 | LTE利用料 | |
2年契約 | 7G | 1,005円 | 上限なし | 1,005円 |
LTE(7Gまで)を利用した場合追加料金が発生 | ||||
3年契約 | 7G | 無料 | 上限なし | 無料 |
LTE(7Gまで)を無用で使用可能 |
WiMAXルーターの現行機種は WiMAX2+のアンテナとau 4G LTEのアンテナが入っていて、通常は WiMAX2+のアンテナを利用して通信を行います。ただし、 WiMAX2+の電波が届かない場所では、LTEのアンテナへ切り替えて使用することができます
。
この場合、オプション料金として月額1,005円が発生しますが、3年契約の場合はこのオプション料金が無料になります。
郊外での使用や、全国各地いろんな場所で利用したい方には3年契約がおすすめです。
また、特典を多く受けられるのはほとんどのプロバイダで、3年プランとなっている場合が多いので3年プランがおすすめです。
端末を選ぶ
WiMAXの端末といえば、持ち運びができるモバイルルーターが主流となるので現在取り扱いのある主要端末を比較してみましょう、
WX05 | W05 | WX04 | W04 | ||
製造メーカー | NEC
プラットフォームズ |
HUAWEI | NEC
ラットフォームズ |
HUAWEI | |
発売日 | 2018/11/1 | 2018/1/19 | 2017/11/1 | 2017/2/17 | |
全国エリア
対応速度 |
下り最大速度 | 558Mbps | 440Mbps | 558Mbps | 440Mbps |
上り最大速度 | 75Mbps | 30Mbps | 30Mbps | 30Mbps | |
通信回線 | WiMAX2+ | 〇 | |||
au 4G LTE | 〇 | ||||
バッテリー
通信時間 |
WiMAX2+ | 8~14時間 | 6.5~10.5時間 | 8~14時間 | 6.5~10.5時間 |
au 4G LTE | 8時間 | 9時間 | 8時間 | 9時間 | |
連続待ち受け時間 | 700時間 | 850時間 | 700時間 | 850時間 | |
通信方式 | 4×4 MIMO/CA | ||||
Bluetooth通信 | 〇 | ||||
タッチパネル | 〇 |
このように、最高速度が上り、下り共に1番早いのは最新端末のWX05になります。そのため性能的にはWX05がおすすめです。ただし、大きく体感できるほどの差はないため、キャンペーン特典が旧端末の方が大きいなどの場合は、上記の表の端末であれば選んでも問題がないレベルといえます。
自宅に端末が届く
自宅に端末が届くとインターネットが使えるようになるのは目前です。
①SIMカードを挿入する
②Wi-Fi接続を行う
以上でインターネットを使うための準備は完了です。
基本的にWiMAXの場合はWi-Fiの接続設定のみでインターネットが利用できます。
ただし、家電量販店で申し込みをした場合は各量販店の設定を選択する必要がある場合があります。簡単にできますが、心配な方は量販店のスタッフに確認しておきましょう。
光回線の契約までの流れ
光回線といえば、基本的に導入工事が必要となるため、契約が大変と思う方もいるかもしれませんが、一連の流れと注意すべきポイントさえおさえておけば、特に難しいことはありません。
それでは、契約までの流れを確認してみましょう。
物件の回線を確認する
まずはじめに、利用したい物件で申し込みが可能な回線を確認します。
戸建ての場合は各回線の提供エリアの確認、集合住宅の場合は導入されているマンションタイプの回線の有無を確認します。
マンションタイプの設備がない場合は物件の条件で申し込みができる回線の確認を行います。
提供エリアの確認に加え、住んでいる部屋の階数や工事が可能かどうかが回線選びのポイントとなります。
◼️提供エリアの確認先
・フレッツ光東日本
・フレッツ光西日本
・auひかり
https://bb-application.au.kddi.com/auhikari/zipcode
・SoftBank光
フレッツ光提供エリアを確認
・ドコモ光
フレッツ光提供エリアを確認
・NURO光
https://nuro.jp/hikari/service/new/?package=nuro_G2V&campaign_code=683812#area
※提供エリア確認先は各公式ホームページを参照しています。
・NTT東日本、西日本の担当地域区分
http://www.ntt.co.jp/product/category/area.html
NTTグループホームページ参照)
◼️マンションタイプ導入の有無
各種光回線の申し込み窓口でも確認が可能ですが、複数の連絡先に確認しなければいけないため、管理会社に確認してから対象の回線事業者へ確認するのがおすすめです。
◼️集合住宅での光ケーブル引き込み工事の可否
導入のしたい建物の高さと、部屋の階数によって工事が可能かどうかが決まります。
・目安
NURO光:7階まで
auひかり:3階まで
フレッツ光:基本的に3階まで
光コラボ:フレッツ光同様
NURO光以外の階数はあくまで目安で、建物の高さで判断されるため、これ以上の場合はでも工事が可能となった事例もありますが、目安としては3階となっています。
また、高層階の場合でも開通事例がありますが、共用部分の配管から個別に光ファイバーケーブルを通す工事が必要となるため、ハードルは高くなります。
◼️工事の許可
可能な場合は建物のオーナー、もしくは管理会社の許可が必要となります。この許可は申込者自身で確認となり、申し込み後でも問題はありませんがそこでNGの場合は申し込み手続き自体が無駄になるので、事前確認がおさすすめです。
回線が決まったらプロバイダを選ぶ
SoftBank光=Yahoo!BB
NURO光=So-net
各種プロバイダコラボ光=各プロバイダ
上記以外の光回線を申し込む場合にはプロバイダを選びます。
プロバイダ選びのポイント
・月額料金
auひかりの場合はどのプロバイダを選んでも、月額料金は一緒ですが、ドコモ光やフレッツ光の場合はプロバイダことに違います。
・特典
プロバイダよっては、回線事業者のものとは別にキャッシュバックを行なっているプロバイダもあります。
・独自サービス
プロバイダによって、セキュリティサービスの料金や無料でもててるメールアドレスの個数などに違いがあります。
光回線のおすすめプロバイダ
◼️auユーザー
auひかり+So-net
携帯電話とのセット割引が受けられるため、auひかりがおすすめです。auひかりはプロバイダによって特典が大きく違いますが、So-netの特典が最大50,000円と高額でおさすめです。
https://www.so-net.ne.jp/access/hikari/au/cpn/
So-netauひかり公式ホームページ参照)
◼️SoftBankユーザー
NURO光+So-net
or
SoftBank光+Yahoo!BB
SoftBankユーザーはNURO光とSoftBank光で携帯電話とのセット割引が受けられます。
NURO光の方が月額料金が安く、キャッシュバックも最大35,000円と高額でおすすめです。
https://www.nuro.jp/hikari/pr/
NURO光公式キャンペーンサイト参照)
NURO光の申し込みができない場合はSoftBank光がおすすめです。こちらのキャッシュバックは
新規、乗り換え→32,000円
フレッツ光からの転用→13,000円
となっています。
https://ns-softbank-hikari.com/campaign/original-tokuten-a.html
SoftBank光正規代理店エヌズカンパニーホームページ参照)
◼️docomoユーザー
ドコモ光+GMOとくとくBB
docomoユーザーが携帯電話のセット割引を受けられるのはドコモ光のみです。
プロバイダは26社のプロバイダとのセットプランを提供していますが、こちらも各プロバイダによってキャンペーン内容が違います。
中でもおすすめなのが、GMOとくとくBBです。
こちらのプロバイダは最大で45,000円分(キャッシュバック+dポイント)還元が受けられます。
https://gmobb.jp/service/docomohikari/
GMOとくとくBB公式ホームページ参照
工事の日程を決定する
申し込みを行うと工事の日程を決める電話が来るので、工事の日程を決めます。
基本的には立ち会いが必要なので、立ち会い可能な日にちを確認しておきましょう。
※NURO光の場合は2回の工事が必要になります。
開通
工事が終わると光回線は開通し、接続設定を行うとインターネットが利用可能となります。
設定に自信がない方は、無料訪問設定サービスを利用しましょう。
訪問設定が有料の場合は、回線事業者もしくはプロバイダが月額500円程度で提供している、リモートサポートをすることをおすすめします。
光回線とWiMAX両方契約もできる?
WiMAXの利用に関しては、メインの回線というだけではなく、サブ回線という側面もあります。
スマートフォンの通信費節約や外出先でのパソコン、タブレットの通信用としても活用が可能です。
そのため、光回線+WiMAXという契約スタイルも可能で、実際にこの方法を取っている方も数多くいます。
具体的には
・自宅外の利用も多いが家族も利用するため、持ち運ぶと自宅のインターネット環境がなくなってしまう場合。
・自宅では高速通信が必要、しかし自宅外での利用環境も必要な場合。
・光回線を利用しているが、自宅外でのスマホ利用が多く料金が高い場合。
・携帯電話を格安SIM低容量プランに変えて、携帯電話用として追加で契約する場合。
などの問題を解消するために、両方を契約するというケースがあります。
両方を契約すると2つ分の料金がかかるから負担が増えるのではないか?と思う方も多いと思いますが、+αでWiMAXを持つ場合はその料金がそのまま負担増になるとは限りません。
なぜなら…自宅は光回線、自宅外はWiMAXという利用をする場合、携帯電話のデータプランを下げることができるからです。
例①
・docomoスマートフォンのデータ量を下げる場合
料金プラン:ベーシックパック
20G利用している場合→7,000円
WiMAX利用
5Gの利用でおさまると→5,000円 ▲2,000円
3Gの利用でおさまると→4,000円 ▲3,000円
例②
・格安SIMとセットでWiMAXを利用する場合
料金プラン:5分カケホ+ベーシックパック
20G利用している場合→2,000円+7,000円
UQ mobile+WiMAX利用
料金プラン:おしゃべりS(3G)
3G+WiMAXにすると→2,980円+4,000円以下の WiMAX料金
このように、光回線とWiMAXを併用してもお得に利用できる場合があります。
乗り換えるにはどうすればいいの?
光回線から光回線へののりかえと違い、回線自体を別の回線に乗り換える場合、手順や手続き方法に違いはあるのでしょうか?
注意点と合わせて確認してみましょう。
光回線からWiMAXへの乗り換え
現在光回線を利用している方は、 WiMAXの申し込みと現在の光回線の解約の手続きが必要です。まずは乗り換えにあたっての注意点を確認し、乗り換え方法を確認してみましょう。
乗り換えの際の注意点
・解約のタイミング
WiMAXへの乗り換えの場合は、 WiMAXの利用を開始してから光回線を解約することをおすすめします。
WiMAXは電波を利用しているため、対応エリア=必ずつながる というわけではありません。万が一電波が悪い場合などは、初期契約解除の制度を利用してキャンセルすることができるので、その必要がないと判断できたら光回線を解約しましょう。
・解約先
光回線を解約する場合は、回線とプロバイダの解約先が別になっている場合があります。フレッツ光を利用中の方はこれにあたるので、2カ所に解約の連絡が必要です。
その他の回線を利用している方も、念のために両方が解約になるか確認しておくと安心です。
・携帯電話のセット割引
auひかりから乗り換える場合、開通の翌月から1台のみセット割引を受けることができますが、auショップもしくはauカスタマーセンターへの電話で登録が必要です。
登録には WiMAXのSIMカードが持っている電話番号が必要なので、ルーターを用意して手続きを行います。
WiMAXの申し込み
WiMAXは申し込みから数日で利用可能なため、料金のことを考えると、光回線の解約を先に行いたいところです。
しかし、注意点にあるように電波弱かった場合に利用できるインターネット回線がなくなってしまうので、先に WiMAXの申し込みをおこないます。
WiMAXを使用
WiMAXを受け取ったら、Wi-Fiの接続設定を行なって実際に使用してみます。電波環境などが問題なければ光回線は解約しても大丈夫ですが、光回線は解約の場合ほとんど日割りになることはないので4日程度使用してみることをおすすめします。
WiMAXには3日で10Gの制限があるためです。
光回線の解約
使用して問題がなければ光回線を解約して乗り換え完了となります。
auひかりを利用していた場合は、回線撤去が必要となる場合もあるので、必要な場合は撤去工事を行って乗り換えが完了となります。
WiMAXから光回線への乗り換え
現在 WiMAXを利用している方は、光回線の申し込みと現在のWiMAXの解約手続きが必要です。こちらも乗り換えにあたっての注意点を確認し、乗り換え方法を確認してみましょう。
乗り換えの際の注意点
・解約のタイミング
WiMAXから光回線への乗り換えの場合は、光回線の工事が終わってからの解約をおすすめします。光回線の工事は実際に工事を行う段階で、工事ができないこともあるので、万が一そうなった場合は先に解約を行ってしまうとインターネット回線がなくなってしまうためです。
・解約先
WiMAXの解約先は各プロバイダごとに違うため、申し込みを行なったプロバイダへ解約の連絡を行います。家電量販店で申し込んだ場合は、各家電量販店が運営するプロバイダへ解約の連絡を行います。
・無線ルーター
WiMAXの場合は直接Wi-Fiの電波が飛んでいましたが、光回線の場合はWi-Fiを飛ばすための無線ルーターが必要となります。無線ルーターは各プロバイダからレンタルするか、家電量販店で購入する必要があります。
光回線の申し込み
まずは新しく利用する光回線の申し込みを行います。
申し込み後は開通工事を行う日程を決める連絡がくるので、立会いが可能な日にちで工事日を決めます。
開通工事
1〜2時間の開通工事に立ち会い、開通完了です。開通後は接続設定を行いインターネットが利用可能になります。設定が不安な方は、各プロバイダが提供している無料訪問設定サポートを申し込みましょう。
WiMAXの解約
問題なく光回線が開通した場合は、WiMAXは解約しても問題はありません。
端末は無料の場合も買い取り扱いになっているので、返却の必要はありません。
まとめ
固定回線の主流の光回線とモバイル回線シェアNO.1のWiMAX違いを紹介してきましたが、まとめるとこのようになります。
◼️仕組み
・インターネット回線は大きく分けると固定回線とモバイル回線の2種類!
・光回線は自宅までつないだ光ファイバーケーブルを利用して信号を送り合うインターネット回線!
・WiMAXはアンテナを通じて電波で信号を送り合うインターネット回線!
・固定回線は光回線、モバイル回線はWiMAXがシェアNO.1!
・場合によっては光回線とWiMAXを併用してもお得になる場合がある
◼️光回線
・光回線のメリットは速度が速く安定性が高い事!
・光回線は工事が必要で開通までにも時間がかかる!
・オンラインゲームや高画質動画の視聴をする方、複数の人で利用する場合は光回線がおすすめ!
・光回線のおすすめプロバイダは携帯電話のセット割引が受けられるプロバイダ!
◼️ WiMAX
・WiMAXのメリットは工事不要で開通が早く持ち運びができる事!
・WiMAXには3日で10GB使用での速度制限がある!
・自宅以外でもWi-Fiが利用したい方や光回線の工事ができない人にはWiMAXがおすすめ!
・WiMAXの申し込みは店頭よりもインターネット申し込みがお得!
・WiMAXでおすすめのプロバイダはGMOとくとくBB!
このようにWiMAXと光回線の特性を知ることで、それぞれのメリットやデメリットが理解でき、自分に合ったお得な回線を申し込むKとができます。
ぜひ参考にして、お得なインターネットの契約に役立ててください。