用途 | 合計データ量 | bps換算値 | 200kbpsの使用感 |
ゲームプレイ1時間 | 25MB | 56kbps | 〇 |
AbemaTV:オンライン放送局
AbemaTVは、オンライン放送局です。200kbpsではやや性能が劣ります。快適に見ることはできません。
用途 | 合計データ量 | bps換算値 | 200kbpsの使用感 |
10分間視聴 | 25MB | 330kbps | ✖ |
音楽のストリーミング再生
音楽のストリーミング再生の場合、その品質と必要通信速度の関係は以下の通りです。200kbpsでは、中程度の音質であれば楽しむことができます。
音質 | 推奨通信速度 | 200kbpsの
快適度 |
低 | 96kbps | 〇 |
標準 | 160kbps | 〇 |
高 | 320kbps | ✖ |
Googleマップ
GoogleMapはデータ通信量が小さい地図アプリです。200kbpsでも非常に使いやすいところがありがたいです。
グーグルマップが遅いときの対処法は以下で解説しています。
用途 | 合計データ量 | bps換算値 | 200kbpsの使用感 |
ナビ10分 | 1MB | 15kbps | ✖ |
SNS
SNSでの代表的なアプリの使用感を以下に挙げます。
チャットやダイレクトメールはテキストだけなので、非常に快適です。タイムラインの閲覧は、画像・動画が含まれます。200kbpsではタイムラインを表示するまでにかなり時間がかかりますので、適していません。
テキストだけのやりとりで済むよう工夫が必要です。
閲覧内容 | 合計データ量 | bps換算値 | 200kbpsの使用感 |
タイムライン
10分 |
60MB | 800kbps | ✖ |
Twitterと状況はほとんど変わりません。
閲覧内容 | 合計データ量 | bps換算値 | 200kbpsの使用感 |
タイムライン
10分 |
50MB | 660kbps | ✖ |
Instagramは高画質な画像を楽しむことが重要な利用方法なので、200kbpsではタイムラインを更新するごとに10秒~20秒程度の読み込みが発生し、とても利用できません。
閲覧内容 | 合計データ量 | bps換算値 | 200kbpsの
快適度 |
写真 10分 | 140MB | 1.86Mbps | ✕ |
動画 10分 | 70MB | 930kbps | ✕ |
ストーリー 10分 | 70MB | 930kbps | ✕ |
YouTube(動画)
YouTube(動画)のデータは以下の通りです。200kbpsでは、240pだとバッファリングの時間が長くなり、閲覧しにくくなります。最低画質の144pのみ、快適な閲覧が可能です。
動画がギリギリ見られる1mbppsの速度は以下の記事でも解説しています。
YouTubeが遅いときの対処法は以下で解説しています。
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 | 200kbpsの快適度 |
4K | 20 Mbps | ✕ |
HD 1080p | 5 Mbps | ✕ |
HD 720p | 2.5 Mbps | ✕ |
SD 480p | 1.1 Mbps | ✕ |
SD 360p | 0.7 Mbps | ✕ |
低画質 240p | 300kbps | △ |
低画質 144p | 128kbps | 〇 |
オンラインゲーム
オンラインゲームは常時高い回線速度が必要とされます。ここでは、最も回線速度を必要とするゲームの代表例として、バトルロイヤルタイプのFPSで特に有名な3タイトルについてのデータをまとめました。
FPS
FPSは、サーバーと高速にコミュニケーションを取り続ける必要があるので、RTTが最も重要です。そのため、下りだけでなく上りも同等の回線速度が必要と考えてください。
荒野行動をプレイするのは苦しいですが、他の2タイトルは200kbpsでも快適に利用できます。
作品 | 用途 | データ量 | bps換算値 | 200kbpsの
快適度 |
荒野行動 | 1時間プレイ | 160MB | 355kbps | ✖ |
PUBG | 1時間プレイ | 20MB | 45kbps | 〇 |
CallOfDuty | 1時間プレイ | 24MB | 53kbps | 〇 |
通信速度「200kbps」とは
200kbpsとは、デジタルデータを1秒間に200ビット送信できる通信速度という意味です。単位は『キロ・ビー・ピー・エス=キロ・ビット・パー・セコンド』と読みます。
通信速度が200kbpsになる時
通信速度が200kbpsになる時は、以下のような状況がよくあります。
①格安SIMで300kbps・500kbpsが混雑している場合
格安SIMで300kbps・500kbpsが混雑している場合、200kbpsになることがあります。ちなみに200kbpsの格安SIMだと最大でその値なので、実測値はほとんど200kbpsにはならないことが多いです。
300kbpsと500kbpsは以下の記事でも解説しています。
②接続先サーバーが混雑してる場合
接続先サーバーが混雑してアクセスが過剰になっている場合、通信速度が平時より極端に低下します。これはサーバーが応答できないための遅延なので、光回線でも起きます。
③オンラインゲームで低速ユーザーが同時接続している場合
オンラインゲームで低速ユーザーが同時接続している場合、サーバーがそのユーザーの応答を待ってから返答してくるので、その影響で自分の回線も非常に低速化します。
まとめ
200kbpsは、画像・動画を使うのは負担が大きすぎるので、Skype、GoogleMap、といった無理なく利用可能なアプリ以外は、ほぼテキスト中心の利用になります。とはいっても、画像・動画は職場・自宅・商業施設のWi-Fi環境で閲覧できればよいという人であれば、携帯端末の普段の契約は格安SIMの200kbpsでも問題ありません。
このように、いつ大容量通信をするのか、利用シーンにメリハリをつけて考えることで、大幅にコストダウンを計ることができます。ぜひ本記事を参考に、200kbpsの格安SIMサービスについて、有効活用を検討してみてください。