「403 Forbidden」エラーの意味・原因・解決方法【パソコン/海外/自分だけ】

インターネットにて調べものなどをしているとき、「403Forbidden」という文字が表示され、サイトが閲覧できなくなったことはありませんか?数字だけ見ても、何を意味しているのかわからず、戸惑ってしまう人も多いでしょう。
また、Webサイトの管理者で、403 Forbidden」エラーが発生してしまい、対処方法がわからず困っている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「403 Forbidden」エラーの意味や原因、対処方法について紹介します。
いざエラーを目の前にした際慌てないように、どのようなエラーなのかを理解していきましょう。

「403 Forbidden」エラーとは?

403 Forbidden
「403 Forbidden」エラーは、ページへのアクセスが拒否されたことによって発生するものです。このエラーが出てしまうと、そのページを閲覧することができなくなってしまいます。
エラーの内容について、詳しく紹介していきます。

ステータスコード

「403」という数字は、HTTPステータスコードと呼ばれているものです。どの数字が表示されているかによって、何が原因でエラーが発生してしまっているのかを把握することができます。

100~199:情報レスポンス
200~299:成功レスポンス
300~399:リダイレクト
400~499:クライアントエラー
500~599:サーバーエラー

ステータスコードは以下の記事でも解説しています。

HTTPステータスコード
HTTPステータスコード一覧の意味・種類・確認
2023-02-15 07:03
HTTP通信を行う際、通信の状態を確認する方法としてステータスコードを取得します。ステータスコードは3桁の数字で状態を表しており、正常に通信が行えている、エラーが発生しているといっ...

htttpステータスコード「403エラー」

httpステータスコードの403エラーはwebサイトの閲覧禁止を意味しています。400番台のエラーは主にクライアント側のリクエストに問題がある場合に表示されることが多いhttpステータスコードです。

400番台エラーには以下があります。
400 Bad Request
401 Unauthorized
403 Forbidden
404 not found
405 method not allowed
410 gone
413 request entity too large

403 Forbiddenの意味

403 Forbidden
「403 Forbidden」は、クライアントエラーに分類されているエラーです。

「Forbidden」は「禁止」という意味を表しています。そのページ自体は存在するものの、アクセスが拒否され、サイトの閲覧ができなくなってしまっていることを示しています。

Webページの閲覧は、Webブラウザがそのページを管理するWebサーバーにリクエストを送り、WebサーバーがWebブラウザにレスポンスを返すことで、Webブラウザにページが表示されるという流れで行なわれます。「403 Forbidden」は、Webサーバーがレスポンスを拒否してしまうことで発生します。

「you don't have permission to access / on this server.」

you don't have permission to access on this server.

Webサイトによっては、403エラーが表示された際、「you don't have permission to access / on this server.」という文章も同時に表示されている場合があります。こちらの意味も同様に、サイトへのアクセスが許可されていないことを示しています。

「you don't have permission to access / on this server.」の意味は以下で解説しています。

You don't have permission to access on this server
「You don't have permission to access / on this server」の意味・原因・解決
2023-02-21 18:58
Webサイトにアクセスした際に、「you don't have permission to access」と表示され、Webサイトにアクセスできないことがありませんでしょうか。この...

「403エラー」のパターン(インターネット・Wi-Fiが見れない)

同じ403エラーでも、Webサイトによって、以下のように様々な文言が表示されることがあります。

・Access forbidden! Error 403
・403 Access Denied(Forbidden)
403 Access Denied(Forbidden)
このページを表示する権限がありません。 http error 403
・このリソースへのアクセスはサーバーにより禁止されています。

いずれも意味していることは、「ページへのアクセスが拒否されてしまった」ということです。

CloudFront「403 ERROR The request could not be satisfied. Bad request.」

CloudFront 403 ERROR The request could not be satisfied. Bad request.
このエラーは、Amazon Cloud Frontを利用している際特有の403エラーです。
「リクエストに失敗しました。無効なリクエストです」ということを示しています。
CloudFrontディストリビューションにて通信を許可するプロトコルを制限しているか、Amazon Cloud Frontがリクエストした代替ドメイン名に問題がある可能性が高いと考えられます。

cloudfront

cloudfront(クラウドフロント)とは動画、アプリケーション、静的、動的なコンテンツの提供をするためのサービスです。地理的に分散されたサーバーを配置することで、処理を高速化するCDNサービスです。cloudfrontでは403エラーが発生することがあります。

「the request could not be satisfied」の意味・原因

「the request could not be satisfied」は「リクエストを満たすことができません」という意味です。何等かの原因でCloud Frontからリクエストが時間内に返ってこないことで起こります。

「you don't have permission to access this resource.」

you don't have permission to access this resource.
「you don't have permission to access this resource.」と表示される場合もあります。

意味・翻訳

翻訳すると「このリソースにアクセスする権限がありません。」という意味になります。

解決

解決策は403エラーと同様です。

403. エラーが発生しました。 このページへのアクセス権限がありません。 google で確認できたことは以上です。

403. エラーが発生しました。 このページへのアクセス権限がありません。 google で確認できたことは以上です。
Googleでは「403. エラーが発生しました。 このページへのアクセス権限がありません。 google で確認できたことは以上です。」と表示される場合があります。

アクセスが許可されていない(パーミッション等によって禁止されている)

アクセスが許可されていない(パーミッション等によって禁止されている)

ホームページのようなレンタルサーバーでエラーが発生する場合、以下のように表示される場合があるようです。

403 Forbidden
アクセスしようとしたページは表示できませんでした。
このエラーは、表示するページへのアクセス許可がなかったことを意味します。
以下のような原因が考えられます。
アクセスが許可されていない(パーミッション等によって禁止されている)。
デフォルトドキュメント(index.html, index.htm 等)が存在しない。

403 - 許可されていません: アクセスが拒否されました。

403 - 許可されていません アクセスが拒否されました。
「403 - 許可されていません: アクセスが拒否されました。」と表示される場合もあるようです。

line

line 403 forbidden
lineの403エラーでは上記のような表示になるようです。

「403 Forbidden」エラーの原因

「403 Forbidden」エラーは、ユーザーの操作が原因で発生するものではありません。考え得る原因はすべて、Webサーバーの設定に起因するものです。
また、今までは正常にそのサイトを閲覧できていたのに、突然403エラーが発生してしまっている場合、サイト管理者によってメンテナンスが行なわれているか、サーバー側に何らかの不具合が起こっていると考えられます。

原因1.そのページにアクセスするための権限が不足している

Webサイト側ではそのページを誰に公開するか、自分しか見れないようにするか、設定することができます。不特定多数のユーザによるアクセスを許可しないよう設定している場合は、「403Forbidden」エラーが表示されてしまいます。

原因2.Webページが正しいディレクトリに格納されていない

Webページは、サイト管理者が公開用ディレクトリと呼ばれる場所に配置することで、サイト管理者以外の不特定多数の人々が閲覧できるようになります。公開用のディレクトリにページがアップロードされていない場合、不特定多数のユーザのアクセスはできません。

原因3.インデックスページがない

インデックスページ(トップぺージ)がない、もしくは正しいディレクトリに配置されていない場合、「403 Forbidden」エラーが発生する場合があります。

原因4.Webページに大量のアクセスがあり、サーバーがダウンしている

ページに大量のユーザアクセスがあると、Webサイト側の処理が追い付かなくなり、いわゆるサーバーダウンという状態になってしまいます。このように、一時的にサーバーが機能しなくなった際も、「403 Forbidden」エラーが発生するケースがあります。

「403 Forbidden」エラーの回避・解決・見る方法

「403 Forbidden」エラーは、サイト管理者による設定や不具合など、サーバー側の事象を起因として発生するエラーのため、ユーザ側で回避、もしくは解決することはできません。

「パソコン・ホームページ」の場合

一般的にPC、ホームページで403エラーが表示される場合、ユーザー側かサイト管理者側かで対応がわかれます。

ユーザー側の回避・解決法:時間をおいてみる

ただし、大量アクセスによる一時的なサーバーダウンが原因の場合もあるため、数時間後にアクセスすると正常にページを閲覧することができる場合もあります。本来であれば問題なく閲覧できるページであるはずなのに、「403 Forbidden」エラーが数時間続く場合、サイト管理者に問い合わせをすることをおすすめします。

サイト管理者側の回避・解決法

また、「403 Forbidden」エラーに困っているサイト管理者は、以下の点をチェックしてみてください。アクセス権限やページのアップロード状況、アクセス制限といった点を確認し、対処することで、解決できます。

・サイトのアクセス権限は正しいか?
・該当のページは公開用ディレクトリに格納しているか?
・「index.html」等のインデックスページが存在するか?
・IPアドレスによるアクセス制限をしていないか?

「スマホ」の場合

スマホでサイトを閲覧している際に「403 Forbidden」エラーが発生する場合、自力で解決することはできませんが、以下で解決できる場合があります。

・URLが正しいか確認
・Wi-Fiに再接続し、再アクセス

それでも解決しない場合、原因はサーバー側にある可能性が高いので、サイト管理者に問い合わせてください。

「WordPress」の場合

WordPressにログインしようとする際に「403 Forbidden」エラーが発生した場合も基本的に自力で解決はできませんが以下で解決できる場合があります。

WordPressではIPアドレスに関する設定もできるため、まず疑うべきはIPアドレス関連の設定内容です。また、サーバー側のファイアウォールが厳しく制限されてしまっていることも考えられるため、チェックしてみましょう。

・海外IPアドレスでアクセスしようとしている場合、ログイン制限の設定を見直す
・「.htaccess」ファイルの「接続元IPアドレス」を修正する
・サーバー側のファイアウォール設定を見直す(一時的にファイアウォールをオフにしてみる)

「Janetter」の場合

国産のTwitterクライアントであるJanetterにて、ユーザの新規登録をしようとすると、403エラーが発生し、ユーザ登録が拒否されてしまいます。
JanetterがTwitter社から許可されているAPI数には限りがあり、その上限に達してしまったことで、新規ユーザ登録ができなくなってしまったことが原因です。Janetter公式でも、対処方法は掲載されていない様子です。

「403エラー」が自分だけ・突然・海外でアクセス不可

「403エラー」には以下のような場合もあるので対処法を紹介します。

突然

403エラーはwebサイト側でアクセス権限が変更された場合に怒る場合が多いですが
とくに運営が大きな変更をしておらず突然403エラーがでた場合、アクセス過多の可能性があります。
レンタルサーバーではアクセス過多で利用が一時的に制限される場合があるので、この場合は、時間をおくと解決します。

自分のIPアドレスだけ

自分のパソコンだけアクセス不可になる場合があります。PCデバイスの問題の場合もありますが、管理者は特定のIPアドレスをアクセス許可したり、拒否したりできます。

海外

海外からアクセスしたときに403エラーが出ている場合はそのサイトが海外のアクセスをブロックしてる可能性があります。
海外VPNに接続すると正常に閲覧できることがあります。

まとめ

「403 Forbidden」エラーは、ユーザー側で対処することが難しいエラーです。表示されても、慌てる必要はありません。
エラー内容を理解し、快適にインターネットを利用しましょう。

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