windows10 ver1903のサポートが2020年12月8日に終了することに伴い、どのような対応をすればよいかわからない方が非常に多いかと思います。またこの件について色々なサイトを見てきて、このサイトにたどり着いた方もいるかと思います。ここでは、このwindows10 ver1903のサポート終了・バージョンアップの仕方を中心に、機能・変更点についても説明をしていきます。
Windows10 1903が20年12月8日でサポート終了
Windows10 1903が20年12月8日でサポート終了となりました。次のバージョンである1909へは自動更新されます。Windows10 1903を使い続けることになると、Microsoftからのセキュリティパッチが受けられなくなるため、すぐに1909へのバージョンアップを推奨します。
Windows10 1903の新機能・変更点
Windows10 1903の新機能・変更点を以下の項目に分けて説明していきます。
リリース日
Windows10 1903のリリース日は、2019年5月22日です。通常であれば自動的にアップデートされます。
新機能・変更点
新機能・変更点の主なものは、以下の通りです。
タイムサーバーとの同期の変更
タイムサーバーのとの同期の場所がコントロールパネルから設定アプリから「時刻と言語」から変更できるようになりました。
Windows サンドボックスの導入
Windows EnterpriseとWindows Proでは、信頼できないソフトウェアを別環境で試行できる環境が用意されました。
不具合
Windows10 1903の適用によって発生した主な不具合は以下の通りです。1903のアップグレードによって生じたものは、大規模な障害が生じていない為、さほどインパクトの大きくない不具合かと思われます。
Windows サンドボックスが立ち上がらない
Windows サンドボックスが立ち上がらないという不具合が発生しました。これは別の修正ファイル(KB4512941)をインストールして解消します。
スタートメニュー、コルタナ検索ボックス、Edgeなどが応答しない
スタートメニュー、コルタナ検索ボックス、Edgeなどが応答しないケースがありました。こちらについても修正ファイル(KB4522355)をインストールすることで解消します。
Windows10 1903のアップデート方法
Windows10 1903が自動アップデートされないとき、手動アップデートの方法は、以下の通りです。
アップデート時間
アップデート時間は、手動であれ自動であれ、おおよそ2時間程度かかります。
手動のアップグレードの方法
手動でWindows10 1903へアップグレードを行う場合は、以下の方法で行います。
1.Windowsの設定画面をWindowsボタンから表示します。
2.Windowsの設定画面から「更新とセキュリティ」をクリック
3.その後の画面(Windows Update)にて、Windows10 1903をインストールします。
Windows10 1903の更新が失敗するときの対処法
Windows10 1903の更新が失敗するときの対処法は以下の通りとなります。
対処法1.再起動
再起動をすることで、Windows10 1903のインストールができる場合があります。インストール中に何かの事情で停止してしまった場合に、再起動することでインストールが完了することがあります。
対処法2.強制アップデート
強制的にWindows10 1903へのアップデートを行う場合には、以下のサイトにアクセスする必要があります。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
今すぐアップデートを行うボタンを押し、ガイドに従いアップデートを行っていきます。
Windows10 1903に戻す方法
Windows10 1903に戻す方法は以下の方法で対応することができます。サポートが切れてしまった後でも事情により戻す必要があった時に行うことになります。これは利用しているパソコンが著しくスペックが低い場合を考慮して、旧バージョンでのグレードダウンができるよう配慮している背景があります。
1.🔍より「コントロールパネル」と入力し、コントロールパネル画面を表示します。
2.コントロールパネルから「プログラム」を選択
3.インストールされた更新プログラムを表示し、「KB4517245」の更新
プログラムをアンインストールします。これにより、1903へ戻ることになります。
※但し、1909からの戻しのみが有効で、20H2以降のバージョンからの戻しはできません。
まとめ
windows10 1903へのアップデート方法やアップデートできない場合の対処法を説明しました。ここでは1903に関する説明を行いましたが、最新版のWindowsOSへアップデートすることでマイクロソフト社から継続してサポートを得られるというメリットは非常に大きく、極力最新のバージョンを利用していきましょう。