“サイト”と”ブログ”の違いって分かりにくいですよね。
企業が作ったような本格的なサイトを”ブログ”と呼称するには違和感がありますし、ブロガーの更新しているブログを”サイト”と呼称するのも逆に違和感がある気がします。
サイトとブログに厳密な違いは存在するのでしょうか・・・。
またホームページという呼び方を耳にすることもありますが、ホームページはサイト、ブログとは違うのでしょうか??
もし違いがないとすれば、両者の語感のもつイメージの違いはどこから生まれてくるのでしょうか。この記事ではその原因まで考察してみたいと思います。
この記事を読めば、あなたはWebサイトを巡る、サイト、ブログ、ホームページなどの違いを自分の中で使い分けることができるでしょう。
サイト・ブログ・ホームページの定義を確認しよう
検索エンジンで”サイト””ブログ””ホームページ”それぞれの単語を検索すると以下のような説明が出てきます。まずはそれぞれの言葉の定義を確認しましょう。
・サイトの定義
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インターネットにおいて、ウェブ ページを蓄積しているコンピュータまたはコンピュータを含むシステム全体。ウェブ サイト。
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サイト、またはウェブサイトが一番大きな意味を持つことが分かります。どのホームページでもブログでも”サイト”と呼称すれば間違いではないということになります。
むしろ、正確にはサイトとはデータが保存されているコンピュータやシステム全体であるという話ですから、私達がふだん目にしているこの画面はウェブサイトというよりもその一部である”ウェブページ”と呼ぶべきなのかも知れません。
ただ、私達は事実が何であれパソコン画面に映るものをサイト!サイト!呼びますから、ウェブサイトとはホームページやブログを含めた一番広義のものであると解釈すればよいでしょう。
・ブログの定義
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ウェブ サイトの一種。ホーム ページが簡単に作れるシステムで、日記公開や他からの意見の交流に使う。
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では、ブログとは何でしょうか。ブログとは1990年代から増え始めた、日記形式のウェブサイトの総称でWebログの略称だと言われています。このようにブログは、日記形式であることが特徴なので、目的は個人の日々の活動を記録として残すことが目的であると言えるでしょう。
・ホームページの定義
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企業・個人などのウェブ ページで、最初に閲覧されることを意図したページ。また、広義にウェブ ページ一般を指すこともある。
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ホームページとは、企業や個人のためにあるウェブページのことです。ホームページとは企業や個人がそこを訪れたユーザーにブランディングを行うことを目的として作られたサイトと言えるでしょう。(もしくはホームページとは単に、一番はじめにみられるトップページの意味もあるようです。)つまり、ホームページとはある特別な目的を持ったWebサイトと言えるでしょう。
定義を確認するだけでも何となくイメージがつかめるでしょうか。
Webサイト→全部に使える、ブログ、ホームページに当てはまらないもの
ブログ→目的が日記、交流の場
ホームページ→目的が個人・企業のブランディング
という感じですね。
ただ、これだけだとまだなんとなくしっくりこないと感じる場合もあると思います。ここからは、サイトとブログの違いをもう少し詳しく見ていきましょう。
サイトとブログの違いを社会学的な観点から考察
実際にサイトと呼ばれるものとブログと呼ばれるものを比べてみると、色々と異なる点があることに気づきます。例えば・・・。
サイトとブログの違い1:更新頻度
ブログは日記タイプなので更新度が多くなります。更新頻度が多くなるので、新着記事としての表示が多くなるでしょう。(もちろん更新していないブログも、それはそれでブログと呼びますが・・・)逆にサイトは日記ではないので更新頻度が少なくなります。
サイトとブログの違い2:記事数
一般的に、サイトの方が更新が少ないため記事数が少なくなるイメージがあります。ただし、大型のサイトでは数百記事、中には数万記事を投入する場合もありますから例外は沢山あります。大型のサイトは法人やビジネス目的で企業が運営している場合が多いです。
サイトとブログの違い3:更新型か放置型か
運営者側の話になりますが、日記タイプのブログは更新頻度が高くなります。逆に、決められたテーマの記事を投稿するだけのサイトであれば一度サイトが完成してしまえばあとは放置というパターンが多いです。もちろん完全に放置せずにサイトを育てていく、維持していく場合も多いです。
サイトとブログの違い4:HTMLかPHPか
Webサイトを構築している言語にもサイトとブログで違いがある場合があります。
HTMLサイトは静的なサイトと呼ばれることもあり、1つの固定的なHTMLコードがサーバーに保管されているタイプのサイトで、あまり更新をしないタイプのWebサイトに向いています。つまり、サイトにはHTMLが使われている場合が多いです。
PHPサイトは動的なサイトと呼ばれており、大きな型だけが用意されていて、毎回毎回表示するたびに、必要な情報を生成します。そのためPHPサイトの場合、サーバーにはページそのものの情報は保管されておらず、型に当てはめる内容のみが保管されています。この動的なサイトは頻繁に更新するブログに向いているため、ブログにはPHPが使われている場合が多いです。
サイトとブログの違い5:CMS・サイト作成ツールの種類
Webサイトを作る時には、マークアップ言語を記述してゼロから作成する場合もありますが、基本的にはCMS(コンテンツマネジメントシステム)などのサイト作成ツールを使用します。HTMLとPHPのどちらでサイトが作られるかは、このCMSで決まってしまいます。
HTMLサイト→SIRIUS、ホームページビルダー
PHPサイト→WordPress
代表的なものに上記のようなCMSがありますので、サイトやブログを作成する場合はCMSの選択も重要になってきます。
ちなみにWordPressは万能なので、WordPressでブログを作ることもWordPressでサイトを作ることもできます。逆に、HTMLサイトでブログを作るという例はあまり聞きませんね。
どうでしょうか。検索エンジンに現れるサイトとブログを比較してみると上記のような違いが見て取れるのです。
無料ブログサービスはブログ
livedoor Blogやアメブロなどの有名なサービスは、無料ブログサービスと呼ばれています。無料ブログサービスでサイトを作るという話は聞きません。無料ブログサービスは以下のようにたくさんありますが、これらで作成したものはすべてブログと読んでよいでしょう。
○ブログサービスを提供しているサイトの例
Yahoo!ブログ
アメーバブログ
FC2ブログ
ココログ
livedoor Blog
goo ブログ
まとめ
世の中には、運営者の数だけ色々なサイトやブログが存在しますからサイトとブログ、厳密な線引きは難しいですよね。しかし、ここまで紹介したような特徴を頭に入れておけば確かな軸を持って判断ができるのではないでしょうか。
もちろん実際のコミュニケーションでは厳密にするのが完全な正義ではありませんから、あくまでも意図しているものが伝わればOKです。