localhost、127.0.0.1といった言葉はシステムエンジニアでもシステムファイル、アプリケーション、サーバ構築で利用しないとなかなか目にすることもない単語です。この記事を読んでいる読者の中には単語を初めて聞いたという方もいらっしゃることでしょう。それらのことについて解説をしていきます。localhostなどについて使用することによって何か危険性はあるのか、自分のパソコンでも設定ができるのか、無料なのか、そもそもlocalhostとは何のか分からないという
方もいるかと思います。この記事はそんな右も左も分からない方から名前くらいは知っているが、仕様がよくわからないという読者の方までに対応した記事を記載していきます。この記事を読み終わるころにはLocalhostとは何か、127.0.0.1との違いについて理解しているかと思います。早速解説していきます
localhost(ローカルホスト)とは?
localhostとは端的にいうと「ネットワークにつながっている自分のパソコン」です。
ここだけ聞いてもよくわからないですよね詳しく解説していきます。
localhost:(localhost/)
localhostは自分自身つまり、今自分が使用しているパソコンを示す名前です。
例をあげるとすれば、使っているパソコンの住所のようなイメージです。確認方法に関しては後述しています。
httt://localhost/
このURLにアクセスすることで自分自身のlocalhostにサーバーからアクセスすることができます。ここでいう「localhost」は自身ユーザー名となります。
「太郎くん」と「花子さん」がいるとします。太郎君にとってのlocalhostのは自分が使用しているパソコンになります。ですが、花子さんにとってのlocalhostは花子さんが使用してるパソコンになります。
つまり太郎さんにとって花子さんのアドレスは「httt://はなこ/」
花子さんにとって太郎さんのアドレスは「httt://たろう/」
となります。
localhostは基本的に他人がアクセスすることはできません。
自分のコンピュータを表すアドレスは自信のコンピュータに設定されている
IPアドレス(使用しているのパソコンによる)
127.0.0.1
の2通りになります。
自分のコンピュータのIPアドレス、121.0.0.1とは何なのかは後述致しまします。
IPアドレス"127.0.0.1"とは?localhostとの違い
localhostと検索すると、必ず127.0.0.1とセットで検索結果が表示されることがあると思います。localhostとはどのような違いがあるのか、そちらを解説していきます。
"127.0.0.1"
localhost のIPアドレスのことをさします。別名ループバックアドレスとも言います。が、基本的にはlocalhpst =127.0.0.1という認識でOKです。(一般的に、ipアドレスは1つのホストに有効な形式の1~255のアドレスが割り当てられています。1つのクラスには254台までのネットワークが接続されます)
127.0.0.1は以下の記事で解説しています。
ローカルホストと127.0.0.1の違い
ローカルホストは自身のパソコンで、127.0.0.1は自身のパソコンのIPアドレスです。
ローカルホストを指定するためのIPアドレスが127.0.0.1です。
ローカルホストとループバックアドレスの違い
ローカルホストとループバックアドレスの違いもほぼ同じです。自身のパソコンを指し示すIPアドレスをループバックアドレスと呼びます。そのループバックアドレスとして使用されているのが「127.0.0.1」数値です。
"0.0.0.0"
"0.0.0.0"はlocalhostや127.0.0.1とは異なり、「ローカルマシン上の全てのIPv4アドレス」となっており、このIPアドレスには誰でもアクセスできます。ipv6では「::」はipv4の「0.0.0.0」に該当します。
世界的にインターネットで広く利用されている通信技術TCP/IPでは、自身のホスト名であるローカルホストと通信するためにipv4では127.0.0.0/8、ipv6では::1/128が割り当てられているのです。
localhost(ローカルホスト)のアクセス・開き方は?
localhost(ローカルホスト)にアクセスしたいときの開き方はどうすればよいのでしょうか。
ローカルホストへのアクセスは、ループバックアドレスか、自身のIPアドレスを打ち込むことで開けます。
・ループバックアドレス
httt://localhost/
httt://127.0.0.1/
・自身のIPアドレス
httt://○○○○○/
自身のIPアドレスの調べ方は次の見出しで解説します。
localhost(ローカルホスト)に接続できない
localhost(ローカルホスト)に接続できないときがあります。原因はいくつかあり、複数のローカル環境やポート番号はバッティングしている場合が考えられます。
詳しくは「localhostで接続が拒否されました。」の対処法として以下で解説します。
で接続が拒否されました。
localhost(ローカルホスト)IPアドレスの確認
スタートメニューからコマンドプロンプトを選択します
検索バーにcmdと」入力すれば表示されます。
コマンドプロンプト上に「ipconfig」と入力ごエンターキーを入力する
以下のような画面が表示され、赤枠で囲まれている箇所に自身のIPアドレスが表示されます。
「localhost:○○」の意味とは?
localhost の後ろに対応したポート番号を入力することで様々な用途使用できます。
ポート番号とは何なのか簡単に説明すると、IPアドレスがマンションの住所だとすると、ポート番号は部屋番号になります。住所がわかっても部屋の番号が分からないと、友達の家にも遊びに行けませんよね。localhostの後ろにポート番号を入力することによってどの部屋にアクセスするのか設定ができます。
localhost:8888
localhost:8888は管理ポートとして登録されていますポートになります
localhost:8080
localhost:8080はローカルネットワークで使われる想定のWebアプリで主に使用されるポート番号です。
localhost:8081
localhost:8081は主にアプリケーション開発でlocalhost:8080が既に使用されている場合に、新しい環境として使用されることがあります。
localhost:3000(localhost:127.0.0.1:3000)
localhost:3000はSunPlex インストーラポート として登録されていますポートになります
localhost:80
localhost:80は標準の HTTP ポート として登録されていますポートになります
localhost:9000
localhost:9000はCSlistenerとして登録されていますポートになります
localhost:5000
localhost:5000はコンソールアクセスポートとして登録されていますポートになります
localhost:5557
localhost:5557はSandlab FARENETとして登録されていますポートになります
localhost:8081
localhost:8081はHTTP SSLリスナーとして登録されていますポートになります
localhost:8082
localhost:8082はWebサービスリスナーとして登録されているポートになります
localhost:37848
localhost:37848のポートに登録されたサービスはありません
まとめ
localhostは自分のパソコンの住所のようなものである
127.0.0.1は自分のパソコンのIPアドレスである
localhostと127.0.0.1は同じものとして考えてもよい。
localhost:の後ろに付属される数字はポート番号といって自身のパソコンの部屋番号のようなものである。それぞれの数字に意味が登録されている。