Javaアップデート「スクリプトエラー」の原因・必要性・対処法

スクリプトのエラー(java update スクリプトエラー)は、Webアプリケーションを支える中核的な技術の1つであるJava言語に関するソフトウェアのアップデートに際して発生します。このアップデートは、ある程度高い頻度で行われるのですが(最新版はVersion8 Update301)、このとき、スクリプトエラーを出すことがあります。本記事では、この現象に悩まされている方のために、エラーの原因と対処法を解説します。本記事を読んで頂ければ、アップデートスクリプトエラーに速やかに対処できるようになります。

Javaが「スクリプトエラー」でアップデートできない?

java update スクリプトエラー

Javaが「スクリプトエラー」でアップデートできない場合があります。スクリプトエラーは、それ自体によってマシンを破壊したり、ウィルスに感染するなどの重大な問題ではありません。

「java update このページのスクリプトでエラーが発生しました。java スクリプトエラー )がありません」というメッセージとともに、スクリプトのエラーを告げるウィンドウが表示されます。

これはまるで何かの文法エラーが発生しているかのように見受けられます。このとき何が起きているのでしょうか?また、どのように対処すればよいのでしょうか?

スクリプトエラーは以下の記事でも解説しています。

Java最新版のインストールの必要性

Java最新版 インストール
Java最新版のインストールの必要性としては、必ずインストールする必要があります。これは、セキュリティのバグ修正が含まれていることも多いからです。以下で、詳しく解説します。

アップデートの必要性

アップデートの必要性として具体的な理由は、以下のものがあります。

①セキュリティ脆弱性の改善
②より柔軟で便利な機能の導入
③パフォーマンスの改善

最も重要な更新は、①のセキュリティ脆弱性の改善のためのパッチとしての意味合いです。世の中の技術は、常に悪意ある人間が脆弱性を探しています。また、善意の有志も、悪意ある人間に先を越されないよう脆弱性を探します。

そして、もし脆弱性を発見した場合は、危険性を世間に伝えるため、速やかに公表します。その後、所有者が改良を施し、アップデートが配布される、というのがソフトウェア業界の常識となっています。

こうして繰り返し検証と改良を繰り返さなければ、安全性を保てない時代なのです。ですから、アップデートは絶対に必要です。幸い、アップデートスクリプトエラーは発生しても回避できますので、必ず更新を完了させてください。

最新版か確認

最新版か確認する方法は、ブラウザを起動したときに、最新版ではない場合、「javaのバージョンは最新ではありません」と表示されることでわかります。

PCを起動したときや、Javaは毎週土曜の22:00に、最新版が無いか自動的にチェックしているため、このメッセージはOracle社から新しいバージョンのJavaがリリースされたことを表しています。

また、スタートメニューから「更新の確認」を選択し、Javaコントロールパネルを開いて、ここから確認することもできます。この画面では、主にセキュリティの設定やアップデートを中心とした、各種環境設定ができます。

一般タブの「情報」ボタンで現在のインストールバージョンとビルド番号が確認できる他、「更新」タブの「今すぐ更新」ボタンを選択すると、即座に更新バージョンが無いか確認し、あればアップデート処理に移行してくれます。

Javaアップデートが失敗する原因

Javaアップデートが失敗する原因は、スクリプトエラーとネットワーク環境の問題がありますが、ここでは、スクリプトエラーに的を絞って解説します。

スクリプトエラーとは

スクリプトエラーとは、本来は、Javascript(Javaとは別物)やPHPなどのスクリプト言語のコードが含まれるページを、ブラウザが読み込んだ時に起きるエラーです。スクリプト言語はサーバー側とクライアント側どちらも使用できます。

クライアント側のスクリプトは、ページに直接記述されるかリンクを参照する形で埋め込まれ、ページの表示の際にブラウザがページと一緒にダウンロードします。このスクリプトの文法は、実行時に評価され、画面がレンダリング(描画)されます。

本来はこの実行時評価のときに出るエラーがスクリプトエラーなのです。ところがJavaのアップデートプログラムは、更新に失敗するときに、なぜかこのエラーを表示することがあります。

JavaのUpdateCheckerが内部で利用しているスクリプトの文法解析に失敗していることが想定されます。例えば、アップデート配布ページのソースコードをまるごと解析してアップデートの有無を判断していることなどが考えられますが、残念ながら詳細な情報は公開されていません。

スクリプトエラーの原因

スクリプトエラーの原因は、ユーザーの行動にはありません。ユーザーは普通に操作しているにも関わらず、アップデートするソフトウェアが、内部的に発生させてしまいます。

Javaインストールを利用可能にする手順

Javaインストールを利用可能にする手順を解説します。

スクリプトエラーを回避すれば、アップデートできます。

Windows10

Windows10
Windows10でJavaをインストールする場合を代表例として解説します。以下の手順で最新版JDKをインストールします。JDKとは、「JavaSE Development Kit」の略で、Javaランタイムと開発環境が含まれています。

インストールが完了すると、Javaが最新版に置き換えられます。CPUアーキテクチャが64bitか32bitかという点は重要で、インストーラーが異なります。この点を間違えないように注意してインストーラーを選択しましょう。

①OracleのWebサイトで最新版のJDKのダウンロードページへ移動
②OSに適したインストーラーをダウンロード
③インストーラーを管理者権限で実行

Windows8

windows8は、Java7Update10から正式サポートされましたので、これ以降のバージョンのインストーラーを使用してください。インストール手順そのものは前項Windows10と同様です。

Windows7

Windows7についても、もちろん前項2つのOSと同様の手順でインストールができます。

まとめ

Javaは、非常に頻繁にアップデートが実施されているプログラミング言語です。複数のOSにまたがる上に高機能であり、世界中にユーザーが存在するため、常時改良が必要と言うことなのかもしれません。

そのおかげで、OSがアップデートされてもすぐに対応するJava開発環境が手に入るわけですから、ありがたいことです。そのアップデートで、謎のスクリプトエラーが発生することは、ある意味仕方ないことかもしれませんが、非常に煩わしいことも事実です。

はっきりした原因が不明で、ピンポイントでの修正作業というものができません。この問題に対して適用可能な、唯一かつ最も単純な解決策は、「まるごと上書きすること」です。

本記事を参考に、アップデートスクリプトエラーのストレスを解消し、JDKの良い面を楽しめるようになって頂ければ幸いです。