インターネット利用中に「adobe flash player」はブロックされています」というメッセージ。あるときから突然表示されるようになったけど、一体なんなのか、どのようにしたら表示されないのか、疑問を放置されている方は少なくないのではないでしょうか。
今回はadobe flash playerについて説明した上で、「adobe flash player」はブロックされています」というエラー表示はなぜ表示されるのか、その対処方法、今後はどのようにすべきなのか、を解説していきます。
「adobe flash playerはブロックされています」とは
読んで字のごとく、「adobe flash player」という機能がブラウザ側でブロックされてしまうことで表示されるエラーです。
Adobe社は「2020年までに「adobe flash player」のサポートを終了する」ということを発表しました。この発表をうけてから、chromeやFirefoxなどの各ブラウザで「adobe flash player」の動作がブロックされる制限がかけられるようになりました。
adobe flash player（アドビフラッシュプレイヤー）とは？
「adobe flash player」はAdobe社が提供している機能の一つです。動きのあるアニメーションや動画、ゲームなどをブラウザで再生する機能で、非常に多くのサイトで利用されてきました。ChromeやFirefoxなどの幅広いブラウザで、全て無料で使うことができます。
ブロック・無効とは
adobe flash playerを使って再生できるデータがあるサイトにアクセスするも、ブラウザ側で制限されて再生できないのが「adobe flash playerがブロックされている」という状況です。
またadobe flash playerは機能の一つですので手動で有効・無効の切替をすることができます。サポート終了が判明してから多くのブラウザでは、デフォルトで無効になっており、利用したい場合には手動で有効にする必要があります。
chrome flash player（クロームフラッシュプレイヤー）を有効化しよう
Flashを利用したサイトでは「adobe flash player」の有効化は不可欠です。ブロック・無効の状態だとFlashは再生されず、内容を見ることができません。
ブラウザの中でも特に利用者の多いchromeでも、デフォルトで無効になっているため、使いたい方はその都度有効化する必要があります。
拡張機能
adobe flash playerというのは拡張機能の一つです。以前はAdobe社のサイトからダウンロードしてブラウザに組み込む方法で使用されていましたが、需要がふえたことを受けて、GoogleChromeはバージョン5以降、InternetExplorerはバージョン10以降から標準機能として組み込まれ、提供されていました。そのため最近のブラウザでは特にインストールや更新は不要です。
chrome://settings/content/flash
chromeのアドレスバーに「chrome://settings/content/flash」と入力しEnterを押下すると、Flashに関する設定を変更できるページにアクセスできます。
「サイトでのFlashの実行をブロックする（推奨）」をOFFにすることで、ブロックせず、Flashを実行することができます。
chrome flash player（クロームフラッシュプレイヤー）の有効化の設定
1.Flash利用しているサイトにアクセスすると表示される「クリックしてadobe flash playerを有効にします」をクリックする
2.左上に表示される項目で「許可」をクリックする
これでadobe flash playerは有効化され、Flashの再生ができるようになります。
毎回ブロックされる場合
1.chromeのアドレスバーに[chrome://settings/content/flash]と入力する
2.「サイトでのFlashの実行をブロックする」をOFFにする
この手順を踏めば、毎回ブロックされることはなくなります。
「adobe flash player」は2020年12月31日でサポート終了！
「adobe flash player」は2020年12月31日でサポートを終えて、インストールやアップデート、セキュリティパッチの配布などを行わないことになりました。
さらに、2021年1月12日以降に関してはアンインストールが推奨されています。
現在ではFlashを使ったサイトの大半で”HTML5”に移行されています。もちろんまだFlashを使ったままのサイトもありますが、1月12日以降はadobe flash playerを使っての再生はできなくなりブロックされてしまうようです。もし再生できなくなってしまったというサイトがあれば、そのサイトでのHTML5移行を待つしかなさそうです。
adobe flash playerは期限切れです
2020年12月以降、Flashを使用したサイトでは「adobe flash playerは期限切れです」という表示が出るようになりました。
画面上部に表示されている「今回は実行する」をクリックすることで、Flashの再生は可能ですが、これも1月12日以降は叶わなくなってしまう見通しです。
まとめ
「adobe flash playerはブロックされています」と表示されてしまう原因と対処方法について解説しました。今後Flashの再生はブロックされてしまいますので、adobe社も推奨している通り、adobe flash playerはアンインストールするのがベストと思われます。万が一、Flashを利用したサイトに当たった時には、この記事を参考にしてみてください！