WiMAX(無印)とWiMAX2+は何が違うのか?5分で分かるように解説!

どこでもネットが使えるモバイルルーターのWiMAXについて調べていると、WiMAX 2+という言葉をよく耳にします。

WiMAX 2+ってなに?商品名?機種の種類?
WiMAXとWiMAX 2+で何が違うの?

など、初めて聴く言葉に疑問を持ってしまいますが、言葉の意味を知ってしまえば特に不安に感じることはなくなります。

今回は、これからWiMAXを契約しようと考え中の方に向けて、WiMAX 2+について5分で分かるように解説します。

WiMAX 2+とは何なのか、今から契約するならどんなWiMAXがおすすめなのかが、一目でわかりますので是非ご一読ください。

最近良く耳にするWiMAX2+って何?

WiMAX 2+(ワイマックス ツー プラス)とは、持ち運びできてどこでもネット通信できるモバイルルーターの通信規格の一つです。

電波を利用してネット通信するモバイルルーターの通信規格を大きく分けると、

・WiMAX = UQ コミュニケーションズが提供しているWiMAX 2+の旧式規格
・WiMAX 2+ = 2013年から始まったWiMAXの新しい規格(無制限プランが安い)
・4G LTE = スマホなどでデータ通信に使われている規格(有限プランが主)

という3つの通信規格に分けられています。

このうちWiMAX、WiMAX 2+は、auと同じKDDIグループのUQ コミュニケーションズが提供しているモバイルWi-Fiルーターの通信規格名です。

WiMAXは、どちらも月間データ量が無制限のプランが安く、どこでもネット使い放題なことがメリットになっています。

一方の4G LTEは、契約できるプランが月間データ通信量に上限があるプランが主になっており、ドコモ、au、ソフトバンクなどのスマホキャリアが管理している回線を使って通信しています。

WiMAXとは

WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)という言葉自体は、無線通信技術の規格のことを表しています。

ですが、日本ではWiMAXを提供している企業がUQ コミュニケーションズ一社であることから、UQ コミュニケーションズのWiMAXという通信規格を使っているモバイルルーター全般のことをまとめて、WiMAXという商品名で呼ぶことが一般的になっています。

UQ コミュニケーションズの「WiMAX」(商品名)のなかには、

・WiMAX(無印)
・WiMAX 2+

という二種類の通信規格があり、2009年からサービスを開始したWiMAX(無印)は、2020年3月31日でサービス終了が予定されている旧式の通信規格のことをいいます。

WiMAX2+とは

WiMAX 2+とは、2013年からUQ コミュニケーションズでサービスが開始された新しい通信規格のことです。

旧式のWiMAX(無印)は、2018年9月30日に本家UQ WiMAXでの新規契約受付を終了しましたので、現在のWiMAXは通信規格がWiMAX 2+の端末がほとんどになっています。

WiMAX 2+の情報をネットで検索すると、「繋がりにくい」「電波が無い」などの口コミをよく見かけますが、電波が弱いという情報は比較的古い情報です。

WiMAX 2+のサービス開始当初は、専用の屋外基地局が日本全国に500局しかなく通信エリアが狭いことが特徴でした。

ですが、2017年には屋外基地局が3,0000局を超えており、人口カバー率90%以上の地域で通信可能になっています。

WiMAX 2+の契約者数も右肩上がりで増えていて、2018年には契約者数2,500万件を突破しています。

WiMAXは、WiMAX(無印)からWiMAX 2+という通信規格に変わり、単純計算で日本人の5人に一人が契約している大人気のモバイルルーターに成長しました。

WiMAX(無印)とWiMAX2+の基本スペック

 

WiMAX(無印)とWiMAX 2+のスペック比較
通信規格名 WiMAX(無印) WiMAX 2+
サービス開始日 2009年2月 2013年2月
新規契約の受付 2018年9月30日終了 受付中
サービス終了日 2020年3月31日 未定
周波数帯 2.4GHz 2.4GHz / 5GHz
最大通信速度 下り 13.3Mbps(一時期 40Mbps) 558Mbps
上り 15.4Mbps 30Mbps
月間通信量上限 無制限 7GB(通常プラン)

無制限(ギガ放題プラン)

短期通信制限 なし 3日/10GB以上通信
基本料金

(UQ WiMAX)

4,380円

3,880円(年間パスポート)

3,696円(通常プラン)

4,380円(ギガ放題プラン)

契約期間 年間パスポート利用時 1年 2年 または 3年

通信速度を比較するとWiMAX(無印)とWiMAX 2+で何十倍もの違いがありますので、快適にネット通信できるのは間違いなくWiMAX 2+です。

WiMAX(無印)は、固定回線(戸建て 平均5300円程度)と比較して基本料金が安く、短期通信制限がない完全無制限のプランでした。

契約期間の縛りもゆるく、1年間の継続利用で割引が受けられるUQ Flat 年間パスポートなども用意されていました。

WiMAX 2+は、月間データ通信量の上限が7GBまでの通常プランと、月間データ通信量の上限が無制限のギガ放題プランの2つに分かれています。

基本料金はどちらのプランも割安ですが、無制限のギガ放題プランには3日で10GB以上データ通信した際に、翌日18~26時までの8時間だけ最大通信速度1Mbpsに制限される短期通信制限が追加されています。

契約期間も2年または3年間の縛りがあるプランしか用意されていません。

WiMAX(無印)からWiMAX 2+になったことで、固定回線のような完全無制限の回線ではなくなってしまいましたが、モバイルルーターの無制限プランのなかでは現在でもWiMAX 2+が非常に条件がよく人気を集めています。

自分の端末がWiMAXかWiMAX2+か確認する方法

WiMAX(無印)とWiMAX 2+では、通信できる端末自体が違います。

WiMAXの通信モードは

・「ノーリミット」= WiMAX(無印)で通信するモード・短期通信制限無しの無制限
・「ハイスピード」= WiMAX 2+で通信するモード・無制限通信が可能(短期制限有り)
・「ハイスピードプラスエリア」= 4G LTE回線で通信するモード・月間7GB制限

の3種類があり、現在プロバイダで購入できる端末ではノーリミットモードが利用できないようになっています。選択できる通信モードは、ハイスピードモードかハイスピードプラスエリアモードの2つのみです。

通信モードは、WiMAX端末のディスプレイ上にHS(ハイスピード)、HS+A(ハイスピードプラスエリア)などと記載されています。

ノーリミットモードで通信できるWiMAXは、一部のプロバイダで契約できる他、以前に発売された旧型機種をオークションサイトや中古ショップなどで自分で購入して使うなどの方法で利用できるようになっています。

各通信モードの切り替えは、WiMAX端末のディスプレイに表示されている「通信モード」からモード選択することで切り替えます。

ハイスピードプラスエリアは制限が厳しいので注意

ハイスピードプラスエリアモードとは、au 4G LTE回線を利用した通信モードのことで、WiMAX 2+回線の電波が弱い場所などで利用するための有料オプションです。(3年契約の場合は無料)

ギガ放題プランを契約していても、ハイスピードプラスエリアモードの通信は月間7GBまでに厳しく制限されています。

7GBを超過した場合は、通常のハイスピードモード(無制限)を含めたすべての通信が最大通信速度128kbpsに制限されてしまいます。

WiMAX(無印)はノーリミットモードという名前であり、ハイスピードプラスエリアモードは月間7GBに制限されているLTE回線ですので、間違って使わないようにしてください。

WiMAX2+が使える機種

 

 

WiMAX 2+で通信できる端末一覧
メーカー名 最大速度 モバイルルーター機種名 最大速度 据置型機種名
Huawei 758Mbps Speed Wi-Fi NEXT W05 440Mbps Speed Wi-Fi

HOME L01s

440Mbps Speed Wi-Fi NEXT W04
370Mbps Speed Wi-Fi NEXT W03
220Mbps Speed Wi-Fi NEXT W02 Speed Wi-Fi

HOME L01

Speed Wi-Fi NEXT W01
110Mbp Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD15
Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14
NEC 440Mbps Speed Wi-Fi NEXT WX05 - -
Speed Wi-Fi NEXT WX04
Speed Wi-Fi NEXT WX03
220Mbps Speed Wi-Fi NEXT WX02
Speed Wi-Fi NEXT WX01
シンセイ

コーポレーション

110Mbp Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11 220Mbps novas Home+CA
Uroad-Stick(USB型) 110Mbp Uroad-Home2+

WiMAX 2+が使える機種は、Huaweiから発売されている「Speed Wi-Fi NEXT W」シリーズやNECから発売されている「Speed Wi-Fi NEXT WX」シリーズなどです。

なかでもSpeed Wi-Fi NEXT W05は、4x4MIMO 3CAという技術を使い複数の回線を束ねて通信することで、最大通信速度が758Mbpsになる機種です。

最大通信速度758Mbpsで通信するには、オプションのハイスピードプラスエリアモードを使う必要がありますが、WiMAX 2+だけで通信しても最大通信速度558Mbpsという高速な機種になっています。

WiMAXは、本家UQ WiMAXを除いたほとんどのプロバイダで機種代金が実質0円になっていますので、新型機種でも負担無しで購入できることが魅力です。

WiMAXが使える機種

 

WiMAX (無印)で通信できる端末一覧
メーカー名 WiMAX 時

最大速度

WiMAX 2+時

最大速度

機種名
Huawei 13.3Mbps 110Mbp Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD15
Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14
NEC 220Mbps Speed Wi-Fi NEXT WX02
Speed Wi-Fi NEXT WX01
シンセイ

コーポレーション

110Mbp Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11
Uroad-Stick(USB型)

WiMAX(無印)で通信できる機種は上記の表のものです。

上記のうちWX01、WX02はWiMAX 2+で通信できない場所に限り、WiMAX(無印)で通信する仕組みです。

切り替え方法が手動操作ではなく自動切換えになっている特徴があります。それ以外の機種は手動でWiMAXとWiMAX 2+が切り替えられます。

WiMAX(無印)は最大通信速度が13.3Mbpsと大変低速ですので、わざわざ旧型機種を自分で購入してまで必要とするような通信モードではありません。

WiMAX(無印)が使える機種をどうしてもおすすめするとすれば、WiMAX 2+の短期通信制現時に最大通信速度が1Mbpsから13.3Mbpsにできるという点だけです。

制限時以外は最新機種を使い、制限を受けている時だけ上記の旧型機種にSIMカードを差し替えて使うような利用方法がおすすめになります。

WiMAX(無印)もau 4glteも使える?

WiMAX(無印)で通信できる機種でも、

・Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD15
・Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14

上記の2つはau 4G LTEに対応しています。

HWDシリーズのWiMAXは、ノーリミット(WiMAX)、ハイスピード(WiMAX 2+)、ハイスピードプラスエリア(au 4G LTE)の3つの通信モードすべてに対応しており、端末を手動操作することで自由に通信モードが変えられます。

それ以外の機種は対応しておらず、WiMAX(無印)かWiMAX 2+しか利用できません。

WiMAX2+を契約すればOK

月間データ通信量に上限があるモバイルルーターは常に通信量を意識しなければいけませんし、旧型のWiMAXは通信速度が遅すぎておすすめできるような内容ではありません。

他のすべてのモバイルルーターと比較しても、WiMAX 2+は高速通信がデータ通信量無制限で使える優れた回線といえます。

WiMAX以外のLTE回線で通信するモバイルルーターは、契約時に機種代金が必要になることも多く、5GBや7GBなど月間データ通信量の上限が決められたものばかりです。

WiMAXと同じように無制限通信できる有料オプションも用意されていますが、基本の契約は通信量に上限があるものになっていますので余計な月額料金がかかります。

上限を超過した場合の最大通信速度は128kbpsとメールやSNSの送受信しかできないような厳しい内容ですし、通信制限は月末まで続きます。

また、旧型機種のWiMAXは、短期通信制限がなく最新機種のWiMAX 2+しか使えないものよりも便利なように感じてしまいますが、通常時の最大通信速度が13.3Mbpsと格安SIMよりも遅い回線です。

そもそも1日中通信するような人でなければ、3日で10GB以上のデータ量を消費することは難しいですし、WiMAX 2+で制限を受けたとしても18~26時以外は制限なしの速度で通信できます。

WiMAX2+を契約できるプロバイダ

2018年11月現在、一番安いWiMAX 2+の契約先は「GMOとくとくBB」の2年間キャッシュバックキャンペーンになっています。

WiMAX 2+の契約は初回契約時に手数料として3,000円が必要になり、すべての料金を計算した時の「GMOとくとくBB」の2年間キャッシュバックキャンペーン総額は69.954円(実質月額 2,915円)です。

WiMAX 2+のサービスを提供している本家UQ WiMAXは、手数料3,000円+機種代金800円+月額料金(2年契約)で107,552円(実質月額 4,481円)ですので、契約先を変えるだけで約4万円も差が出てしまいます。

WiMAX 2+は、どのプロバイダと契約してもUQ コミュニケーションズがすべての通信を管理しており、速度・通信エリア・回線の安定性に差がでないモバイルルーターです。

さまざまなプロバイダからWiMAX 2+が契約できますが、利用者は契約期間に支払うトータル料金が一番安いプロバイダを選択するのが賢い方法です。

契約できるプロバイダはたくさんありますが、おすすめなのはGMOとくとくBBです。

現在"WiMAX(無印)"を契約できないってホント?

WiMAX(無印)の新規契約受付は本家UQ WiMAXではすでに終了していますが、契約できるプロバイダはまだ若干存在しています。

例えば、WiMAX 2+の最新機種とWi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD15を扱っている「PC DEPOT」のオリジナルプランなどではいまだにノーリミットモードが使える端末が契約できます。(在庫限りの店頭契約のみ)

他のプロバイダでどうしても使いたい方は、WiMAX 2+を契約して、自分で用意したWiMAX(無印)で通信できる機種にSIMカードを乗せ変えて使う方法もあります。

WiMAX 2+でも通信する機種を変えてしまえばWiMAX (無印)を使う方法は残されていますが、この方法も2020年のWiMAX(無印)回線のサービス終了で使えなくなりますので、わざわざ旧型機種を用意するのはおすすめできません。

まとめ

WiMAX(無印)とWiMAX 2+の違いについて、その他のモバイルルーターも含めてわかりやすく解説しました。

WiMAX(無印)は、固定回線と同条件の完全無制限で通信できる回線ですが、通信速度が遅く、サービス終了がすでに決まっています。

WiMAX 2+は、現在でも非常に人気が高い無制限プランが契約できる回線で、無制限通信できるモバイルルーターを契約するならすべての方におすすめです。

WiMAX 2+を契約してWiMAX(無印)を使う裏技も紹介していますので、参考にしていただければ幸いです。

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