WiMAXのハイスピードプラスエリアモードって何?3分で理解できる活用法

 

WiMAXは無制限で通信できるモバイルWi-Fiとして有名ですが、WiMAXの通信モードにはノーリミットモード、ハイスピードモード、ハイスピードプラスエリアモードなどたくさんの種類があります。

WiMAXは全部無制限で使えるの?
WiMAXの通信モードにはどんな特徴があるの?
ハイスピードプラスエリアモードって何?

など、WiMAXは無制限といわれても分からない人に向けて、WiMAXの使い方が3分で分かるように各通信モードの特徴を解説していきます。

この記事を読めば、WiMAXの無制限プランの内容やメリット、各通信モードの特徴、正しい使い方が簡単に分かりますので是非ご一読ください。

ハイスピードプラスエリアモードとは?

 

ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの違い
通信モード ハイスピードモード(ギガ放題プラン) ハイスピードプラスエリアモード
使用方法 通常回線(平常時) オプション回線(手動切り替え)
使用回線 WiMAX 2+回線(TD-LTE回線) LTE回線
使用用途 WiMAXの通常回線 WiMAX 2+電波が

届かない場合の非常手段

データ通信量上限 無制限 すべてのプランで月間7GBまで
制限の内容 3日/10GB以上利用で

翌日18~26時まで制限

7GB以上通信した時から

月末まで制限

制限時の速度 最大速度1Mbps程度 最大速度128kbps程度
周波数 2.5GHz帯 700MHz~2.1GHz帯
最大速度 758Mbps 988Mbps(docomo)

 

ハイスピードプラスエリアモードとは、スマホキャリアのauが使っているLTE回線を利用して通信する方法のことです。

WiMAXには、平常時に通信するハイスピードモードの他に、自分で設定して一時期だけ利用する通信モードがあります。

ハイスピードモード = 平常時の回線 = WiMAX独自のWiMAX 2+回線
ハイスピードプラスエリアモード = LTEオプション = auのLTE回線

ハイスピードプラスエリアモードは、平常時の通信モードで電波の届きにくい場所でも、通信できるようにするための通信モードのことをいいます。

平常時はハイスピードモード

何も設定していない平常時は、WiMAX 2+回線を利用した「ハイスピードモード」で通信しています。平常時の特徴はいくら通信しても厳しい通信制限が適用されないことです。
(3日で10GB以上利用で最大速度1Mbps程度の非常にゆるい制限はあります)

このモードが、オプション料金なしの通常契約で使えるのがWiMAX最大のメリットです。

WiMAX以外のモバイルWi-Fiでも有料オプションを追加すれば、同じような無制限通信はできます。ですが、月間データ通信量に上限があるプランが通常契約になっていますので、無制限通信するために追加料金を支払わなければいけません。

なかには、オプション料金を払わずに無制限通信できるモバイルWi-Fiもありますが、通信速度や対応エリアをWiMAXと比較するとさびしい条件ばかりです。

WiMAX2+の電波って何?

WiMAX 2+の電波は、LTE回線よりも高い周波数を使っている「TD-LTE回線」の電波です。

電波の周波数は、Hz(ヘルツ)という単位で表されていて、

高い周波数(2.4GHz~) = TD-LTE回線 = WiMAX 2+
低い周波数(700MHz~2.1GHz) = LTE回線

と電波の周波数によって使う回線が分かれます。

スマホでも使われているLTE回線は、各スマホキャリアが回線基地局を整えていますので対応エリアが広いことが特徴です。

TD-LTE回線はLTE回線とはまったく違う基地局を利用する必要があり、WiMAXは独自に回線基地局を設置して通信エリアを拡大しています。

WiMAX以外のモバイルWi-FiやスマホでもTD-LTE回線を使った通信は可能ですが、TD-LTE回線を専門的に扱っているWiMAXよりは対応エリアが狭くなっています。

WiMAX2+とLTEの電波の特徴

WiMAX 2+で使っている高い周波数の電波と、LTEで使っている低い周波数の電波には、

WiMAX 2+(2.4GHz~) = 大量のデータを直線的に届ける(障害物に反射)
LTE(700MHz~2.1GHz) = 少量のデータを障害物を回り込んで届ける

という特徴があります。

大量のデータを一度に通信できる高い周波数は、周りに障害物が多い地下街や建物の奥まった場所では、電波が反射してしまい届きにくくなる特徴があるんです。

LTEは障害物が多い場所で電波が届きやすいことが特徴ですので、WiMAX 2+よりも通信できる場所が多くなっています。

速度は上がるの?

 

WiMAXとLTEの通信速度を比較
回線名 最大通信速度 キャリアアグリゲーション名 最大通信速度
WiMAX 2+(TD-LTE回線) 588Mbps WiMAX 2+回線 + LTE(au) 758Mbps
docomo Xi(LTE回線) 150Mbps docomo PREMIUM 4G 988Mbps
Softbank 4GLTE(LTE回線) 187.5Mbps Hybrid 4G LTE 612Mbps

 

2つの回線の通信速度は、上記のような違いがあります。

上記の表のキャリアアグリゲーションとは、LTE回線とTD-LTE回線を同時に利用して高速通信する新技術のことです。

キャリアアグリゲーションは通常の通信速度よりも高速ですが、2つの回線のどちらでも通信できるエリアでしか利用できないことが特徴です。

WiMAX2+とLTEの速度比較

WiMAXとLTE回線の速度を比較すると、平常時に使う回線ではWiMAXがダントツで高速になっています。

LTE回線は、キャリアアグリゲーションを使えば同等、もしくはより高速で通信できます。
ですが、高速通信するためには通常回線とは別に、TD-LTE回線を使うための設備も必要です。

キャリアアグリゲーションに対応している高速通信エリアは

WiMAX = 対応エリアほとんどの地域で高速通信可能
LTE回線 = 各スマホキャリアが設置したTD-LTE回線基地局範囲内のみ可能

となっていて、WiMAXはオプション利用時にauのLTE回線を利用します。基本的にWiMAX 2+で通信できる場所であればキャリアアグリゲーションが可能です。(auのLTE回線が未対応でWiMAXだけが対応している地域も若干あります。)

WiMAX以外のモバイルWi-Fiは、各スマホキャリアが用意しているTD-LTE回線が使える基地局の範囲内でしか、高速通信できないことが特徴です。

ハイスピードプラスエリアモードは有料オプション

ハイスピードプラスエリアモードは、auのLTE回線を利用するための有料オプションです。(一部のプランでは無料)

オプション料金は、

2年プラン = 月額1,005円(使った月だけ)
3年プラン = 無料

となっており、2年契約では、LTEオプションを使った月に月額1,005円が代金として通常の月額料金と別に請求されます。ですが現在では、3年契約すればLTEオプション料金は無料となっています。

LTEオプションとは?

LTEオプションとは、山間部など電波が届きにくい場所でWiMAXを利用することを目的とした、ハイスピードプラスエリアモードを使うためのオプションのことです。

利用するためには、WiMAXを手動操作して通信モードを切り替える必要があります。

設定方法

通信モードの設定は、使用中の端末を操作して行います。

WiMAXのディスプレイに表示されるメニューから「通信モード設定」を選択し、2つのモードから一つを選択することで設定します。

ハイスピードプラスエリアモードを選択する際には、追加料金が発生する可能性があるという「ご注意」画面が表示されますので、誤って有料の回線を使う心配はありません。

「ご注意」に同意すれば、LTEオプションを使った通信が可能になります。

ハイスピードプラスエリアモードは月の制限が7GBになってしまう

WiMAXの通信制限は

ハイスピードモード(平常時) = 無制限プラン有り
ハイスピードプラスエリアモード = すべてのプランで月間7GBまで

と違いがあります。

平常時に利用する回線は、月間7GBまでの通常プランと無制限で通信できるギガ放題プランの2種類から選択して契約できます。

ギガ放題プランを契約すれば、月にいくら通信しても厳しい通信制限はありません。
(3日で10GB以上通信すると、翌日夜間8時間のみ最大速度1Mbpsに制限されるゆるい短期制限はあります。)

一方LTEオプションを使った通信は、通信データ量が月7GBまでに厳しく制限されます。

無制限プランを契約していても、オプション回線で月間7GB以上通信すると、通常の回線を含めたすべての通信が月末まで最大速度128kbpsに制限されます。

最大通信速度128kbpsとは、メールやTwitterなどのSNSを送受信するのがやっとの速度ですので、無制限プランを契約していてもLTEオプションの利用には最大限注意しなければいけません。

WiMAX(無印)でもハイスピードプラスエリアモードは使えるの?

現在WiMAXで利用している回線は

ノーリミットモード = 旧WiMAX回線
ハイスピードモード = WiMAX 2+回線
ハイスピードプラスエリアモード = WiMAX 2+回線+LTE回線

の3種類があり、このうちノーリミットモードは、2018年9月30日に本家UQ WiMAXでの新規受付が終了し、2020年に回線の終了も予定されている旧回線です。

HWD15という機種などでは、旧回線のWiMAX(無印)とハイスピードプラスエリアモードの両方が使えます。ですが、現在は販売終了しており、WiMAX(無印)は新規受付も終了しています。

現在主流のWiMAX 2+回線が使える機種であれば、ほとんどの機種でハイスピードプラスエリアモードが利用できます。

ですが、比較的新しいWX03という機種でも、ハイスピードプラスエリアモードに対応していないものもありますので注意しましょう。

勝手にハイスピードプラスエリアモードになることはある?

WiMAXを利用している人が手動で設定しない限り、ハイスピードプラスエリアモードに勝手につながることはありません。

平常時のWiMAX 2+からハイスピードプラスエリアモードに切り替える際には、「ご注意」という確認画面も表示されますので、無意識に切り替えているという心配も少ないです。

ですが、一度切り替えた後にハイスピードプラスエリアモードを使っていることを忘れた場合は、いつまでもハイスピードプラスエリアモードで通信する危険性があります。

ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAXが繋がりにくい時の緊急用回線という意識を持っていないと、思わぬ失敗をすることもありますので注意しましょう。使い終わったら通常の回線にすぐ切り替える癖をつけましょう。

ハイスピードプラスエリアモードはどんな時に使用すべき?

基本的にハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX 2+の電波が届きにくい場所で通信するための機能です。

他にもWiMAX 2+よりも高速で通信できる特徴がありますが、月に7GBまでしか通信できませんので、高速通信を目的にするような大容量データ通信にはまったく向いていません。

具体的にハイスピードプラスエリアモードを使う場面やおすすめの人を解説します。

WiMAX2+が圏外になる場所

ハイスピードプラスエリアモードの最大の利点は、auのスマホと同じ対応エリアで通信できることです。

各回線の対応エリアは

WiMAX 2+ = 人口カバー率90%以上の地域
LTE = 人口カバー率99%以上の地域

というように差があります。

WiMAXは、人口密集地域ではほとんどの場所で通信できて他社のTD-LTE通信範囲より広域ですが、LTE回線の通信範囲と比較すると狭い範囲でしか通信できない回線です。

さらにWiMAX 2+は、障害物に反射する電波の特徴がありますので、地下や屋内など周りがふさがっている場所では電波が弱くなってしまいます。

ハイスピードプラスエリアモード(LTE回線)を使えば、WiMAXの弱点をカバーできますので、WiMAX 2+が圏外になる場所で限定的に使うのが正しい利用方法といえます。

ハイスピードプラスエリアモードがおすすめの人

ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX 2+の電波が届きにくい場所に「出かける可能性がある人」におすすめの通信モードです。

WiMAX 2+電波が届きにくい場所で生活している人やよく出かける人は、有料オプションのハイスピードプラスエリアモードをわざわざ使うより、はじめからLTE回線で通信できるモバイルWi-Fiのほうがおすすめです。

逆に、普段の生活範囲のほとんどでWiMAX 2+が利用できるのであれば、無制限で通信できるWiMAXが断然おすすめです。

本契約の前に15日間無料でお試しできる「Try WiMAX」というサービスがありますので、WiMAXの対応エリアや電波の特徴に不安がある人は、実際に使ってハイスピードプラスエリアモードの必要性を確認しましょう。

WiMAXはオプション料金無しに無制限プランが契約できる優れたモバイルWi-Fiですので、対応エリアに問題がないのであれば一番おすすめの回線です。

ですが、ハイスピードプラスエリアモードは月間データ通信量が制限されていて、通信制限も非常に厳しい内容ですので利用はきちんと管理しましょう。

無料でハイスピードプラスエリアモードを使用するには?

 

 

WiMAXのギガ放題プラン 最安プロバイダ 2年・3年 比較(2018年10月)
プロバイダ名 GMOとくとくBB
利用端末 W04 W05
契約年数 2年 3年
初回月額 7,218円 =3,609×2ヶ月 7,218円 =3,609×2ヶ月
月額 9,3786円 =4,263×22ヶ月 144,942円 =4,263×34ヶ月
LTEオプション 月額/1,005円(利用月のみ) 無料
事務手数料 3,000円
キャッシュバック 33,900円 42,100円
実質総額 70,104円 116,060円
実質月額 2,921円(3,926円/OP利用月) 3,224円

 

 

上記の表は、現在のWiMAX最安プロバイダの2年契約と3年契約を比較した料金一覧です。

WiMAXの契約は2年契約のほうが3年契約よりも月々の実質料金が安くなっています。

ですが、ハイスピードプラスエリアモードのオプション料金は使った月ごとに月額1,005円請求されますので、よく使う予定であれば3年契約のほうがお得になります。

ハイスピードプラスエリアモードを利用することを前提としたWiMAXの契約は、オプション料金が無料になる3年契約が断然おすすめです。

3年契約がおすすめのプロバイダはある?

 

 

2018年10月 WiMAX ギガ放題プラン(3年契約) 月額料金ランキング
順位 プロバイダ名 LTEオプション トータルコスト 月額料金 キャンペーン
1位 GMO とくとく BB 無料 116,669円 3,224円 キャッシュバック 42,100円
2位 So-net 121,080円 3,280円 月額割引
3位 BIGLOBE 126,310円 3,509円 キャッシュバック 30,000円
4位 Broad WiMAX 130941円 3,637円 月額割引
5位 UQ WiMAX 155,112円 4,309円 キャッシュバック 5,000円

 

 

最安のプロバイダは月ごとに開催されているキャンペーンの内容によって変わっています。2018年10月の最安ランキングは上記の表のとおりです。

WiMAXの契約は、キャッシュバックがもらえるプロバイダのほうが支払うトータルコストが安くなる特徴があります。

今は開催されていなくても、キャッシュバックキャンペーンが開催されることもあるプロバイダがありますので、契約する時に確認するのが一番確実な方法です。

注意点として、キャッシュバックキャンペーンは初回入会時のみしか適用されず、2度目の契約ではもらえませんので、1回目の契約が終了する時点で他のプロバイダに乗り換えたほうがお得にWiMAXが長期間利用できます。

LTEオプションが無料で利用できる3年契約を安く契約するなら、上記の表の上位から契約するのがおすすめです。

まとめ

ハイスピードプラスエリアモードについて、回線の特徴、注意点、利用するのがおすすめの人など、簡単にわかりやすく解説しました。

WiMAXは、月に使えるデータ通信量が無制限の大変優れたモバイルWi-Fiです。ですが、有料オプションの回線で通信しすぎてしまうと、すべての回線に厳しく通信制限がかかってしまう注意点があります。

ハイスピードプラスエリアモードがどんな場合に使えるのか、この記事では具体的に紹介しています。かかれたないように注意すれば、特別な料金を取られる心配なく、無制限通信やオプション回線を使いこなすことができますので、参考にしていただければ幸いです。

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