ネームサーバー(DNSサーバー)とは?意味と設定方法

ウェブサイトを立ち上げる時、しなければならない準備をご存知ですか?
サイトファイルを配置する「サーバー」を契約し、URLの一部となる「ドメイン」を取得する…そして「DNS」を指定することでやっとウェブページが公開されます。
この記事では、サイトを公開するまでにしなければならないことの解説と、設定の一つである「ネームサーバー(DNS)」の説明、設定手順をご紹介しています。
サーバー、ドメイン、DNSがそれぞれ何を担っているのかを理解して、ウェブサイトを公開しましょう!

サーバーとドメインの取得でWebサイトは運営できない

ウェブサイトを公開するには、大きく3つの手順が必要です。

1. レンタルサーバーを契約する
2. ドメインを取得する
3. DNSでサーバーとドメインを紐づける

「サーバー」とは、どこかに存在するコンピューターのことです。
レンタルサーバーでは、公開したいファイルを配置し、ウェブサイトの設定を行うことができます。

「ドメイン」は、コンピューターの場所を示す住所です。
世界で一意の重複しない文字列で、URL(例:http://yourwebsites.com)の一部に利用されています。

ウェブサイトを表示する時、サイトを閲覧するパソコンが、世界のどこかに存在するコンピューターから画像やファイル等を取得してくることで画面が表示されます。
DNS 仕組み

ですので、ウェブサイトを公開するには以下のことが必要です。

1. レンタルサーバーを契約する
→ファイルを配置する場所をレンタルする

2. ドメインを取得する
→レンタルサーバーの住所を決める

3. DNSでサーバーとドメインを紐づける
→※この記事で後述します。

サーバーのレンタルやドメインの取得には費用が発生します。
提供サービスも企業によって異なりますので、比較検討されてみてください。
一例まで、有名なサービスをご紹介します。

レンタルサーバー
XSERVER:https://www.xserver.ne.jp/
ロリポップ:https://lolipop.jp/

ドメイン取得
お名前.com:https://www.onamae.com/
ムームードメイン:https://muumuu-domain.com/

なぜネームサーバー(DNSサーバー)の設定が必要なのか

レンタルサーバーを契約し、ドメインを取得した所で、ウェブサイトを公開するためにはもう一つ「ネームサーバーの設定」を行わなければなりません。
ネームサーバーとは何をするものなのかを解説いたします。

ネームサーバーとは

ネームサーバーとは、レンタルサーバーとドメインを紐付ける仕組みを持つサーバーのことです。

先ほど、サーバーとはファイルを配置する場所、世界のどこかにあるコンピューターだとご説明しました。
元々サーバーにはIPアドレスという数字が割り振られていて、URLやドメインのような任意の文字列を自分だと理解することができません。
ネームサーバー 必要性

ネームサーバーは、IPアドレスとドメインの辞書引きを行って、双方を紐づけています。
IP ドメイン 紐づけ

DNSとは

DNSとはDomain Name Systemの略称です。
ウェブの閲覧者がURLでファイルをリクエストした時、ネームサーバーを経由してファイルを取得してくることをご説明しました。
つまりURLに含まれるドメイン(インターネット上の住所)へアクセスした時、まずはネームサーバーがどこにあるのかを問い合わせなければなりません。

DNSはインターネットの基盤となる仕組みのことで、ドメインからネームサーバーの場所(IPアドレス)を辞書引きし特定します。
DNSとは

お気づきかもしれませんが、ネームサーバーもDNSも行っている事は同じです。
ネームサーバー自体にもIPアドレスが割り振られていますので、トップのネームサーバーがドメインからネームサーバーを特定し、セカンドのネームサーバーがファイルが配置されているサーバーを特定し…という問い合わせを繰り返しているんです。

ネームサーバーは「サーバー(コンピューター)」を指しており、DNSは「システム(仕組み)」を指しています。
ネームサーバーやDNSといった言葉が出てきた際はほぼ同意義と捉えて問題ありません。

ネームサーバーを設定するとどうなるの?

ネームサーバーを設定するとドメインとIPの紐づけが行われますので、URLでウェブページへアクセスすることが可能になります。
つまりネームーサーバーの設定を行わないと、ウェブサイトが公開されないということです。

インターネット上の住所を示すドメインにはトップレベルドメイン、セカンドレベルドメイン…と上位レベルを示す問い合わせ先がドット(.)で区切られ指定されています。
ドメイン 名称

世界のどこかにある[jp]のDNSサーバーが、[co]のDNSサーバーに問い合わせ…
[co]のDNSサーバーが[yourwebsites]のDNSサーバーに問い合わせ…

取得したドメイン[yourwebsites.co.jp]の管理ページから、レンタルサーバーのDNSを指定してあげることで、あなたのウェブサイトが配置されているコンピューターが特定できる仕組みになっています。

ネームサーバー(DNSサーバー)はレンタルサーバーごとに決まっている

あなたのウェブサイトのIP(場所)を知っているのは、レンタルサーバーのサービス提供者です。
最終的に到達するネームサーバーは、契約中のレンタルサーバー会社が管理するネームサーバーになります。

あなたが契約したレンタルサーバーと同じ会社を契約している利用者さんが、たくさんいらっしゃることは想像つきますよね。
レンタルサーバーの中で、あなたのウェブサイトがどのコンピューターに保存され、IPアドレスが何なのか、管理しているのはレンタルサーバー屋さんです。
あなたが使うべきネームサーバーは、各種レンタルサーバー管理画面の「DNS設定」といったページに記載されています。

ご参考まで、各社レンタルサーバーのネームサーバーをご紹介します。

XSERVERのネームサーバー

ネームサーバーの設定
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_namesever_setting.php
ネームサーバー1…ns1.xserver.jp
ネームサーバー2…ns2.xserver.jp
ネームサーバー3…ns3.xserver.jp
ネームサーバー4…ns4.xserver.jp
ネームサーバー5…ns5.xserver.jp

さくらレンタルサーバーのネームサーバー

【ドメイン設定】他社で取得・管理中のドメインを利用
https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/206053782
ネームサーバー1…ns1.dns.ne.jp
ネームサーバー2…ns2.dns.ne.jp

Zenlogic (ファーストサーバー)のネームサーバー

ネームサーバー情報の設定
https://zenlogic.jp/support/procedure/dom_nameserver.html
ns-000.awsdns-00.net
ns-000.awsdns-00.com
ns-000.awsdns-00.uk
ns-000.awsdns-00.com
※ご契約プランにより異なります。ドメイン設定画面からご確認ください。

ネームサーバー(DNSサーバー)を設定してみよう

レンタルサーバーを契約し、ドメインを取得した後、ネームサーバーを設定する手順をご紹介します。

今回利用するサービスは以下です。

レンタルサーバー:XFREE
URL:https://www.xfree.ne.jp/
XSERVERが提供する無料で使えるレンタルサーバー

ドメイン取得:Freenom
URL:https://my.freenom.com/clientarea.php
契約から1年以内は無料で使えるドメインプロバイダ(提供者)

サイト立ち上げの前準備

XFREE(レンタルサーバー)に会員登録を行い、管理パネルにログインできるようにしてください。
レンタルサーバー ログイン

Freenom(ドメインプロバイダ)で会員登録を行い、ドメインを取得します。
ドメイン 取得

※契約するレンタルサーバーによっては、利用できないドメインがありますので事前に確認してください。

今回は以下のドメインを取得済みの状態から手順を開始します。

 yourwebsitesone.ml
yourwebsitestwo.ml
yourwebsitesthree.ml

ネームサーバーを設定する

XFREE管理パネルにログインし、[ドメイン設定]を押して下さい。
ネームサーバー 設定

XFREE登録時に自動で割り振られるドメインのみが表示されています。
タブから[ドメイン設定追加]を押して下さい。
ドメイン設定 追加

外部で取得したドメインを設定するには方法がいくつかあります。
ドメイン 設定

・Whois認証
→取得したドメインプロバイダ(提供者)に、レンタルサーバーのDNS情報を入力することでドメインを設定する
・WEB認証
→取得したドメインプロバイダ(提供者)に、レンタルサーバーの認証ファイルを配置することでドメインを設定する
・メール認証
→取得したドメインプロバイダ(提供者)のメールから認証IDを取得しすることでドメインを設定する

今回は[Whois設定]を行います。
[Whois認証について]欄に、XFREEのネームサーバーが記載されていますので、コピーペーストでメモ帳等にメモしてください。
※現在表示しているXFREEのページは開いたままにしてください。
Whois認証 設定

Freenomの管理ページを開きます。
[Services]の[My Domains]を押して下さい。
Services My Domains

取得済みのドメインの一覧が表示されますので、今回設定する[yourwebsitesone.ml]列の[Manage Domain]を押して下さい。
Manage Domain

ドメインの情報画面が表示されますので、タブから[Management Tools]を選択し、[Nameservers]を押して下さい。
Nameservers

以下を選択するように表示されます。

・Use default nameservers (Freenom Nameservers)
→デフォルトのネームサーバーを使う
・Use custom nameservers (enter below)
→カスタムしたネームサーバーを使う
ネームサーバー 選択

今回は、XFREEのネームサーバーを指定しますので、[Use custom nameservers]を選択して下さい。
Use custom nameservers

ネームサーバーの入力欄が表示されますので、先ほどコピペしたXFREEのネームサーバーを入力し、[Change Nameservers]を押して下さい。
Change Nameservers

画面に[Changes Saved Successfully!]と表示されたら設定完了です。
設定完了

次にXFREEの管理パネルに戻ります。
取得したドメインを[ドメイン名]の欄に入力し、[Whois認証]にチェックを入れ[ドメイン設定を追加する]を押して下さい。
Whois認証

確認画面が表示されますので[確定する]を押して下さい。
確定する

※ドメインプロバイダ(提供者)側での設定が誤っていたり、レンタルサーバーで入力したドメインが間違っていると、以下のようなエラーが表示されます。
設定を見直してください。
ドメイン設定追加 エラー

これでネームサーバーの設定は完了です。

設定したドメインでウェブサイトを公開する方法はレンタルサーバーにより異なります。
XFREEの場合は完了ページにFTPサーバーアドレス(ファイルをアップロードする先)やアクセスするURLが表示されます。
ネームサーバー 設定完了

ドメインのアドオン方法

レンタルサーバーによってはドメインを複数追加することができ、URLによって表示するサイトを変えることができる「アドオンドメイン」の仕組みを持っています。

XFREEでドメインを追加するのは先ほどと同じ手順ですが、ドメインプロバイダ(提供者)が異なる場合等は、プロバイダごとにネームサーバーの設定が必要です。

今回利用したFreenomも、ドメインごとにネームサーバーを指定する用になっていますので、複数利用される場合は個別に設定するようにして下さい。

設定済みの[yourwebsitesone.ml]
設定済み

未設定の[yourwebsitetwo.ml]
未設定

先ほどと同じ様にネームサーバーを設定し、XREE画面から追加します。
管理画面 ネームサーバー設定

追加が完了すると、ドメインの一覧画面に表示されます。
一覧画面

FTPクライアント等を使い、ドメインごとに指定されたフォルダへファイルをアップロードすると、1つのレンタルサーバーで複数のサイトを運用することができますよ!

レンタルサーバーごとの設定方法

どのレンタルサーバーにもドメインを追加する手順、ネームサーバー等の情報が掲載されていて、おおよその手順は同じです。
細かい違いがありますので、よく利用されるレンタルサーバーの設定方法をご紹介いたします。

さくらインターネット

URL:https://www.sakura.ad.jp/

(1) [サーバコントロールパネル]にログインしてください。
(2) [ドメイン設定]メニューにある[ドメイン/SSL設定]を開きます。
(3) [5.他社で取得したドメインを移管せずに使う]から[ドメインの追加へ進む]を押して下さい。
(4) 画面にネームサーバーの情報が表示されますので、ドメインプロバイダ(提供者)の設定画面から設定します。

※ドメインをさくらインターネットで取得した場合は手順が異なります。
さくらインターネットの[サポート情報(https://help.sakura.ad.jp/hc/ja)]に手順が記載されているのでご参考ください。

XSERVER

URL:https://www.xserver.ne.jp/

(1) サポートページから[ネームサーバーについて]を開きます。
https://www.xserver.ne.jp/manual/man_domain_namesever_setting.php
ネームサーバーの情報が表示されますので、ドメインプロバイダ(提供者)の設定画面から設定します。

※XSERVERには[マニュアル(https://www.xserver.ne.jp/manual/)]が用意されていますので、ご参考ください。

ファーストサーバー

URL:https://www.firstserver.co.jp/

(1) [カスタマーポータル]にログインし、[コントロールパネル]から対象のサイトを選んでください。
(2) [DNSゾーン編集]画面の[ネームサーバー]を参照して下さい。
現在利用中のネームサーバーの情報が表示されますので、ドメインプロバイダの設定画面から設定します。

※ファーストサーバーを管理するZenlogicには[サポートサイト(https://zenlogic.jp/support/)]がありますので、ご参考ください。

まとめ

ドメインとレンタルサーバー、そしてネームサーバーの関係性、理解できましたでしょうか?
ウェブサイトの運営には、目に見えるコンテンツ以外に設定がたくさんあって、覚えるのも大変ですよね…
でも、この三者の関係性さえ理解してしまえば、インターネットの大枠の仕組みは理解したも同然です。
あなたのウェブサイト運営に役立つことを祈っております。

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