4G/LTE対応の無制限モバイルルーターはある?Wi-Fiとの違いも解説

4G/LTE対応の無制限モバイルルーターを探している人に向けて、Wi-Fiと4G/LTEの違いやおすすめの4G/LTE対応モバイルルーターを紹介します。

無制限のモバイルルーターとそうではないモバイルルーターの違いも解説していますので、各キャリアが扱っているモバイルルーターについて知りたいかたなら必見の内容です。

この記事を読めば、4G/LTE対応のモバイルルーターで無制限プランが契約できるものが分かりますので、高速な回線が利用できるモバイルルーターを探しているならチェックしてみましょう。

4G/LTEってそもそも何?

4G/LTEとは、通信を管理している基地局とモバイルWi-Fiルーターの間でおこなわれている通信方法のことです。

一方Wi-Fiは、通信をおこなう端末とモバイルWi-Fiルーターの間で使われています。どちらも電波を使った通信方法ですが、届く距離や仕組みは大きな違いがある通信規格になっています。

4G/LTEは、2000年代に携帯電話で通信していた3G回線からLTEを経て、現在では4G/LTEへと進化してきました。

4G = LTEとして世間では認識されていますが、厳密にいうと4GとLTEでは言葉の意味が違いますので簡単に紹介していきます。

4Gとは

4Gとは、スマホや携帯、モバイルWi-Fiルーターなどの通信を行っている回線のことで、4Gの「G」とは、「Generation(世代)」のことを表しています。

90年代に普及した携帯電話の2G回線から2000年代に3Gと進化して、現在では4G/LTE回線を主な通信方法として使っています。

世代が新しくなるほど通信速度が劇的に向上していて、3Gと4G/LTEを比較すると

3G 数Mbps~14Mbps 程度
4G/LTE 75Mbps~100Mbps 程度

というように、世代が変わるごとに通信速度が速い便利な回線になっています。

通信方法として4G/LTE回線を選択するということは、上記の速度で通信できる回線を選択するということになります。

LTEとは

LTEとは、「Long Term Evolution」(長期的進化)の略称です。意味としては、3G回線から4G回線に進化するまでの橋渡し的な回線のことを指しています。

LTEは3.9G回線を利用していて、3Gの5倍の速度で通信できる回線です。

厳密に言うと4Gではないのですが、性能的に4Gに限りなく近い回線のため、現在では世界的に4Gと同義語として使われています。

4GLTEは大手キャリアで使える電波の種類

4G/LTE回線は、スマホや携帯の通信を行うために進化してきた回線です。

進化の過程でインターネット通信専用のモバイルWi-Fiルーターとしても使用されるようになりましたが、回線自体はスマホや携帯のサービスを提供している大手キャリアが管理しています。

キャリアごとに4GLTEの名称が異なる

4G/LTE回線は、各キャリアごとに名称が異なっていて

docomo Xi 回線
au 4G LTE 回線
Softbank 4GLTE 回線

などの名称で4G/LTEを利用して通信しています。

通信を管理している基地局や設備がキャリアごとに違いますので、4G/LTE回線の通信速度や回線の安定性、対応エリア等は各キャリアごとに若干の違いがでています。

WiMAXと4G/LTEは何が違う?

 

WiMAX 2+回線と4G/LTE回線の違い
WiMAX 2+回線 4G/LTE
・通信量無制限

・直進速度が速い電波

・通信速度が早い

・スマホとは別の対応エリア

・通信量には制限がある

・回り込む性能が高い電波

・障害物に強い

・スマホと同じ対応エリア

WiMAX はLTE回線(3.9G)ではなく、正式に4Gと認められたWiMAX 2+(ワイマックス ツー プラス)回線で通信しています。

WiMAX 2+回線は月に通信できるデータ量に制限が無いのが一番の特徴となっており、逆に4G/LTE回線は、月のデータ通信量に5GBや7GBといった上限が設けられていることが特徴です。

一番の特徴は通信量の上限ですが、それ以外の特徴もWiMAXと4G/LTEを比較して解説していきます。

基本スペックを比較

2009年からサービスを開始しているWiMAXは、auと同じKDDIグループのUQ コミュニケーションズが提供している通信サービスです。

4G/LTE回線はau、docomo、Softbankが管理しているのに対し、WiMAX 2+回線はauのグループ会社UQ コミュニケーションズが管理しています。

WiMAXと4G/LTE 電波の特徴

WiMAX = 「2.4GHz」と「5GHz」
4G/LTE = 「700MHz~2.1GHz」

WiMAXは「2.4GHz」と「5GHz」という高い周波数帯で通信を行っています。一方の4G/LTEは低い周波数で通信しているのが特徴です。

周波数とは電波の波の大きさを表していて、低い周波数帯ほど少量のデータを障害物を回り込んで届ける性質があります。

高周波になるほど直進する性質が強くなり、大容量のデータを直線的に届けるのが得意になるんです。

4G/LTEはWiMAXと比較して低い周波数帯で通信していますので、地下やビル街など周りに障害物がある場所でWiMAXより電波が入りやすい特徴があります。

WiMAXと4G/LTE 通信速度の特徴

 

WiMAXと4G/LTE 通信速度比較
回線名 最大通信速度 キャリアアグリゲーション名 最大通信速度
WiMAX 2+ 588Mbps WiMAX 2+回線 + LTE(au) 758Mbps
docomo Xi 200Mbps docomo PREMIUM 4G 988Mbps
Softbank 4GLTE 250Mbps Hybrid 4G LTE 612Mbps

WiMAXと4G/LTEの通信速度を比較するとWiMAXが断然高速です。

ですが、「キャリアアグリゲーション」という通信方法を使うと、4G/LTE回線でも一部の地域で高速通信が可能になっています。

「キャリアアグリゲーション」とは、WiMAXに使われているような高周波数帯の回線と、通常の4G/LTE回線を両方使って通信する方法のことです。

WiMAXのような高周波数帯の回線には、スマホとは別の通信基地局が必要ですので、
キャリアアグリゲーションを利用するのは専用の基地局があるところに限られます。

上記の結果から、4G/LTEでキャリアアグリゲーションを利用できない大半の地域なら、WiMAXが断然高速な回線になっていますね。

WiMAXと4G/LTE 通信エリアの特徴

WiMAX対応エリア = 人口カバー率90%以上
4G/LTE対応エリア = 人口カバー率99%以上(スマホと同じ通信エリア)

WiMAXは、人口カバー率90%以上の地域で高周波数帯で通信できる回線です。つまりWiMAXの場合は、ほとんどの地域でキャリアアグリゲーションが利用できます。

一方の4G/LTEはスマホと同じ対応エリアで通信できますが、キャリアアグリゲーションを利用できる地域は、上記の対応エリアとは別でWiMAXより各社狭くなっています。

WiMAXの電波が届かない山間部などでは4G/LTEが便利ですが、人口密集地域に近い場所であれば、WiMAXのほうが高速な回線を広域に提供しているサービスです。

繋がりやすさは4G/LTE

4G/LTEは障害物につよい周波数を使って、スマホと同じエリアで通信できます。

田舎や山間部などのWiMAXが利用できない場所や、地下やビル街など周りに障害物が多い場所は、4G/LTEのほうが電波が強くなる傾向がありますね。

ですが、WiMAXでもLTEオプションを契約すれば、auのスマホと同じ範囲で4G/LTEを使って通信できます。

普段利用する場所でWiMAX電波があるなら、普段はWiMAX 2+回線で無制限通信して、電波がない場所だけ4G/LTEモードにするといった使い方もできますよ。

通信制限はWiMAX

WiMAXは無制限で通信できる回線であり、モバイルルーターをメインのネット回線として使うなら、WiMAX一拓といえるほど使い勝手が4G/LTEとは違います。

各スマホキャリアで契約できる4G/LTEプランは、5GB、7GB、20GBなど通信できるデータ量に制限があるものばかりです。

通信量が多いプランほど月額料金が高額になり、契約した通信量を超えた場合は、月末まで最大速度128kbpsに通信制限されてしまいます。

WiMAXにも短期的な通信制限はありますが、月末まで128kbpsに制限される4G/LTEと比較すれば、ほとんどないといえるほどゆるい制限です。

WiMAXの場合は、3日で10GB以上通信すると、翌日の18~26時までの8時間だけ最大通信速度が1Mbps(1,000kbps)に制限されます。

インターネットするのにストレスを感じない通信速度の目安は下記のようになっていて、128kbpsとはメールも満足にできない通信速度です。一方、1Mbpsあればホームページ観覧や低画質動画なら問題なく通信できます。

通信制限を気にせずに使えるモバイルルーターなら、4G/LTEと比較できないほどWiMAXが優れていますよ。

 

ストレスを感じない通信速度の目安
メールやLine,Twitterなど 100kbps~1Mbps
ホームページ観覧 200kbps~2Mbps
テレビ、動画視聴 3Mbps~5Mbps
Youtube視聴(低画質) 500kbps~2Mbps
Youtube視聴(高画質) 3Mbps~5Mbps
4K画質動画やゲーム遅延無 5Mbps~

 

4G/LTEを使えるモバイルWi-Fiルーター一覧

4G/LTEが使えるモバイルWi-Fiルーターを持っていれば、有線ケーブルでパソコンを接続したり、スマホのバッテリーを気にせず通信できたりいろいろと便利です。

ここでは、4G/LTEが使えるモバイルWi-Fiルーターで高速通信したいとお考えの方に向けて、大手キャリアが扱っている代表的なモバイルWi-Fiルーターを紹介していきます。

大手キャリアで使えるモバイルWi-Fiルーター

大手キャリアのモバイルWi-Fiルーターは呼び名がそれぞれ異なっていて、最大通信速度やバッテリー容量など端末の性能も違いがあります。

docomoは"Wi-Fi STATION"

 

 

Wi-Fi STATION N-01J スペック一覧
データ通信量 5GB~30GB
実質月額 7,025円~
短期制限 なし
最大通信速度 下り200Mbps・上り50Mbps
高速通信が可能な

一部エリア最大速度

下り78Mbps・上り50Mbps
連続使用時間 約840分
バッテリー容量 2500mAh
サイズ 約W98×H62×D13.6mm
重量 約110g

 

 

docomoでは、モバイルWi-Fiルーターのサービスを自社でおこなっていて、auやSoftbankと比較すると月額料金が高額なことが特徴です。

上記のモバイルルーターはdocomoのスマホユーザーの場合、スマホの月額料金+1900円で契約できますが、利用するデータ通信量はスマホと合算されて計算される仕組みです。

スマホ以外にネット通信できる端末がほしい人に向けて現在1機種のみ販売されています。

auは"Wi-Fi WALKER"

 

 

W05 スペック一覧 Wi-Fi WALKER

HWD11(法人限定)

USB STICK LTE

HWD12(法人限定)

データ通信量 7GB/無制限 データ通信量 7GB データ通信量 7GB
実質月額 4,481円 実質月額 5,700円 実質月額 5,700円
短期制限 3日/10GB以上 短期制限 - 短期制限 -
WiMAX 2+回線

最大通信速度

下り558Mbps

上り30Mbps

4G/LTE回線 下り75Mbps

上り25Mbps

4G/LTE回線 下り75Mbps

上り25Mbps

最大通信速度

(オプション利用時)

下り708Mbps

上り75Mbps

3G回線 下り9.2Mbps

上り5.5Mbps

3G回線 下り9.2Mbps

上り5.5Mbps

連続使用時間 約540分 連続使用時間 約550分 連続使用時間 -
バッテリー容量 2,750mAh バッテリー容量 3,000mAh バッテリー容量 -
サイズ 約130×55×12.6mm サイズ 約103×66×14.5mm サイズ 約35×92×14mm
重量 約131g 重量 約136g 重量 約38g

 

 

auではグループ会社のWiMAX機種が取り扱われていて、その他、法人契約に限り上記2種のモバイルWi-Fiルーターが契約できます。

法人契約で使えるHWD11・HWD12は、月のデータ通信量が7GBまでのプランのみ出契約でき、HWD12はUSBスティック型のモバイルWi-Fiルーターです。

個人がauで契約できるモバイルWi-FiルーターはWiMAXになっていて、月額料金は本家UQ WiMAXと同じ金額です。

ですが、他のプロバイダでは入会キャンペーンなどがあるのに対し、auでは割引キャンペーンなどは一切行なわれていません。

SoftBankは"pocket Wi-Fi"

 

 

Pocket WiFi 601HW Pocket WiFi 602HW

(法人限定)

604HW USBスティック

(法人限定)

データ通信量 7GB データ通信量 7GB データ通信量 7GB
実質月額 3,779円 実質月額 3,779円 実質月額 3,779円
短期制限 - 短期制限 - 短期制限 -
4G/LTE回線 下り250Mbps

上り37.5Mbps

4G/LTE回線 下り250Mbps

上り37.5Mbps

4G/LTE回線 下り250Mbps

上り37.5Mbps

4G回線 下り612Mbps

上り13Mbps

4G回線 下り612Mbps

上り13Mbps

4G回線 下り368Mbps

上り13Mbps

連続使用時間 約510分 連続使用時間 約510分 連続使用時間 -
バッテリー容量 2,400mAh バッテリー容量 2,400mAh バッテリー容量 -
サイズ 約109.9×65.1×15.5mm サイズ 約109.9×65.1×15.5mm サイズ 約96.1×34×15.2mm
重量 約135g 重量 約135g 重量 約41g

 

Softbankでは、子会社のY!mobileと同じ料金で上記の機種が取り扱われています。601HWと602HWの違いは、個人向け機種か法人向けかという違いです。

その他、auと同様に法人向けとして、USBスティック型のモバイルWi-Fiルーターを取り扱っています。

SoftbankのポケットWi-Fiを契約するなら、子会社のY!mobileのほうが取り扱い機種が揃っている特徴があり、すべての機種で7GB以上通信すると月末まで通信制限が適用されます。

テザリングオプションを使えば携帯でも4G/LTEが使える

現在のスマホや携帯にはテザリングという機能があり、テザリングを使えばスマホや携帯だけでノートパソコンなどの端末をネットに接続できるようになります。

テザリングとは

テザリングとは、スマホや携帯をアクセスポイント(Wi-Fiルーター)にして、ネット通信できる端末をインターネットに接続する方法のことです。

テザリングでは通信を行う端末とスマホはWi-Fi電波を使って通信し、スマホは4G/LTE回線を利用してインターネットに接続しています。

上記で説明したモバイルWi-Fiルーターとの違いは

音声通話によってデータ通信が切断または超低速になる
有線LANケーブルを接続する刺し口がない
テザリング中はスマホのバッテリー消耗が早い

となっており、モバイルWi-Fiルーターよりも若干不便ですが、モバイルWi-Fiルーターを契約しなくてもスマホや携帯の契約のみでネット通信できるメリットがあります。

テザリングオプションの申し込み方法

テザリングを使うには、各スマホキャリアが設定しているテザリングオプションに加入する必要があり、スマホキャリアによって申し込み先や申込み方法が違います。

docomo = 申込み不要で誰でも利用可能(実質無料)
au = 無料または月額500円(会員ページ「My au」から申込み可能)
Softbank = 無料または月額500円(会員ページ「My Softbank」から申込み可能)

各スマホキャリアの料金・申込み先は上記のようになっており、基本的にデータ通信サービスの契約プランが1~5GBの少量プランであれば無料で利用できます。

ですが、20GBや30GBといった大容量プランでは月額500円が必要です。

高速&無制限で使いたいならWiMAXがおすすめ!

これまで、4G/LTEのモバイルWi-Fiルーターやテザリングを紹介しましたが、5GBや7GBといったプランはメインの回線として少なすぎる通信量です。

スマホのソフトウェアを更新(アップデート)するだけで100MB~1GB必要ですし、パソコンのソフトウェアを更新するなら1~10GBは必要になります。

WiMAX以外のモバイルWi-Fiルーターやテザリングは、あくまでも緊急用の回線という役割が強く、固定回線やWiMAXをすでに使っている人のサブ回線という使い方がベストです。

WiMAX以外の格安SIMでも無制限プランが安く提供されていますが、通信速度はWiMAXとは比較にならないほど低速(最大通信速度 500kbps ~ 50Mbps程度)です。

メインで利用する回線は無制限で通信できるほうが便利ですので、高速&無制限で使いたいならWiMAXが断然おすすめの回線といえます。

まとめ

4G/LTE対応の無制限モバイルルーターについて解説しました。

WiMAXは無制限通信の他に4G/LTEにも対応しています。無制限通信ができない場所では、4G/LTE回線を利用して月7GBまで通信することも可能なモバイルルーターです。

他の4G/LTE対応のモバイルルーターは通信量に上限があり、契約先によって通信速度・安定性が大きく変わります。

WiMAXはすべての通信をUQ コミュニケーションズが管理していますので、どのプロバイダと契約しても、同じ通信速度・安定性で利用できるモバイルルーターです。

契約者は単純に月額料金を参考にして、プロバイダが選べる単純明快な回線ですので、WiMAXを契約するなら最安のプロバイダを選択しましょう。

現在の最安プロバイダは「GMOとくとくBB」の2年間キャッシュバックキャンペーンになっています。

 

 

2018年9月 WiMAX 実質月額料金 ランキング
順位 プロバイダ名 契約年数 トータルコスト 実質月額料金 キャンペーン
1位 GMOとくとくBB 2年 70,904円 約2,954円 キャッシュバック 33,100円
2位 BIGLOBE 2年 76,750円 約3,198円 キャッシュバック  30,000円
3位 So-net 3年 121,080円 約3,363円 月額割引
4位 カシモWiMAX 2年 81,500円 約3,396円 月額割引
本家 UQ WiMAX 3年 150,112円 約4,170円 キャッシュバック  10,000円

 

 

基地局の増設や管理をおこなっている本家のUQ WiMAXより、実質月額が1,000円以上安くなっていますので、WiMAXを契約するならGMOとくとくBBがおすすめです。

  • Speed Wi-Fi HOME L02
    UQ「HOME L02」をレビュー!L01sとの比較や速度・使い方を徹底解説
  • 縛りなし ポケットWi-Fi
    しばりの無いWiMAX・ポケットWi-Fiはある?違約金を払いたくない人向け解説
  • Speed Wi-Fi NEXT W06
    WiMAXのW06をレビュー!速度・料金で失敗しない全知識【プロ直伝】
  • WiMAX クレジットカードなし
    クレジットカードなしのWiMAXの契約!5分でわかる解説|デビットカードも
  • wimax 口座引落
    WIMAXの口座引落・口座振替を徹底解説!プロバイダ選び~審査手順まで
  • wimax キャッシュバック 受け取り方
    WiMAXのキャッシュバックの受け取り方は?主要プロバイダまとめ
おすすめの記事